Re: 振替仕訳について ( No.1 ) |
- 日時: 2005/12/18 19:15
- 名前: 通りすがり
- 分かりにくいと思いますが..書いてみます。
なお、勘定=T勘定を前提にしています。
勘定に転記する際の決まり事で、相手勘定を書く。 ってのがありましたよね。。 よって、 仕訳≠ナ借方に出た商品販売益、貸方に出た損益は、 損益勘定≠ナは、貸方に商品販売益。 商品販売益勘定≠ナは、借方に損益。 になります。
そこで..例えば、 利益を出す為には、収益100−費用90=利益10って式があると思います。 簿記では、この式は損益勘定まとめてやってしまいます。 これらの数字を前提にすると、
@決算整理が終わった後、例えば、試算表上では、借方に費用90、貸方に収益100に出てるはずです。 勘定上では、費用勘定の借方残として90、収益勘定の貸方残として100。
Aそれぞれの費用・収益勘定を損益勘定にまとめます。 →借方に出ている費用は、(損益)90/(費用)90。 この仕訳により費用90は損益勘定の借方90に振返られ、費用勘定は貸借一致(借方残は費用90、貸方残は損益90で差額0)し帳簿は締め切られます。 →同様に貸方に出ている収益は、(収益)100/(損益)100。 この仕訳により収益100は損益勘定の貸方100に振返られ、収益勘定も貸借一致(借方残は損益100、貸方残は収益100で差額0)し、帳簿は締め切られます。
B損益勘定は、借方(90)と貸方(100)で、その差額10が当期純利益になって現れます。
ここまでが損益振替仕訳です。
以後、当期純利益の10を資本に振替えたり、又は、未処分利益に振替えたりしますが、考え方は同じなので、いけると思います。
余談ですが..決算手続きで、 損益振替→資本振替(利益振替)→残高振替 略して剃り残し≠フ手順がありますが、 どの段階で何をやっているのかを考えてみると、スムーズに進むと思います。
長くてすいません。
|
Re: 振替仕訳について ( No.2 ) |
- 日時: 2005/12/18 19:42
- 名前: カズ
- 通りすがりさん、どうもありがとうございます。
しっかりと理解できるまで頑張ります。 一つだけ教えてください。 「仕訳≠ナ借方に出た商品販売益、」という点が一番わかりませんでした。仕訳では「収益項目」は貸方へ、というルールが自分の理解の邪魔をしています。きっと「振り替え」という意味を理解しきれていないんですね。 お忙しい中、本当にありがとうございました。
|
Re: 振替仕訳について ( No.3 ) |
- 日時: 2005/12/18 20:20
- 名前: 通りすがり
- 極端にいくと、
仕訳→取引(経済的事象)を記録する。 振替→勘定を移動する。
決算時は大陸式決算法や英米式決算法とかあり、色々な振替(結局は、剃り残しですが..)もあり、一見すると複雑に見えますが、
決算時には、「貸借一致させ、帳簿を締め切る」 (勘定の差額を0にて二重線引っ張る) を忘れないで下さいね。
財務諸表が何を表示しているのか見えてくるし、 2・1級に進み未処分利益勘定や剰余金勘定の仕組みに生きると思います。
|