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伝票「擬制法」
日時: 2006/05/22 21:48
名前: ハナミズキ 

分割法、擬制法がいまひとつ理解出来ません。
下記の1)、2)解答の分割法は理解出来ておりますが、擬制法ではどのような仕訳になりますでしょうか?よろしくお願い致します。

1)取得原価¥600,000、減価償却累計額¥450,000の備品を¥100,000で売却し、代金は現金で受け取った。
 解答(分割法)

         振替伝票
  減価償却累計額 450,000 備品 500,000
  固定資産売却損 50,000

    入金伝票
  備品 100,000

2)従業員の給料¥600,000から所得税¥60,000を源泉徴収し、残額を現金で支払った。
 解答(分割法)

      振替伝票
  給 料 60,000 預り金60,000

    出金伝票
  給 料 540,000


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Re: 伝票「擬制法」 ( No.1 )
日時: 2006/05/26 19:51
名前: ムシムシ 

擬制法は商品の仕入時、売上時に、一旦すべて買掛金、売掛金で処理(擬制)する方法です。

例えば
200.000の商品を現金100.000、残高100.000を掛けで仕入れた。

この場合、分割法なら
      
    出金伝票
(借)仕入100.000 (貸)現金 100.000
    振替伝票
(借)仕入100.000 (貸)買掛金100.000
となります。(これは大丈夫だとおもいますが...)

これが擬制法だと
     振替伝票
(借)仕入200.000 (貸)買掛金200.000
     出金伝票
(借)買掛金100.000 (貸)現金100.000
となります。つまりすべて掛けで仕入れたと擬制しているわけです。

ここまで説明してお気付きでしょうけど
ハナミズキさんの例題では擬制しようがありません。
このような場合は、分割法で処理すると考えてください。
Re: 伝票「擬制法」 ( No.2 )
日時: 2006/05/27 00:46
名前: ハナミズキ 

ムシムシさんへ

取引が現金だけしか動いていないので、擬制しようがないという解釈ですね。

丁寧なご解答、有難うございました。
またよろしくお願い致します。


Re: 伝票「擬制法」 ( No.3 )
日時: 2006/05/27 10:00
名前: ムキムキ 

その解釈では間違ってますよ。
擬制法ではすべて現金で仕入れても一旦買掛金で処理し、その買掛金を現金で払ったと処理します。
売上も同様に売掛金で処理し、売掛金を現金で受けとったと考えます。注意してほしいのは、すべて現金取引でもです。

ハナミズキさんの問いで、なぜ擬制法が出来ないかと言うと、

仕入れでもなく売上でもない。つまり買掛金も売掛金も出てこない。擬制法でない。 

と考えてください。
Re: 伝票「擬制法」 ( No.4 )
日時: 2006/05/28 19:11
名前: ハナミズキ 

ムキムキさんへ

現金取引のみの場合でも擬制法は作成されるということは、全額現金で支払った、或いは受け取ったとしても、掛けで仕入れ又は売上げたとみなし、すぐに掛け代金を現金で精算したとするわけですね。

  わかりました。有難うごさいました。

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