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どうしても理解できない問題
日時: 2006/05/30 14:45
名前: 簿記三級 

現在独学で簿記3級を勉強しております。
どうしても理解できない問いがありまして、ご相談させていただきました。

精算表の作成問題で、以下の項目がどうしても理解できません。
お力添えいただけないでしょうか。

-------------------------------------------

決算日12月31日(会計期間○年1月1日〜12月31日)
試算表には、受取家賃が(貸方)16800とあります。

[問]
受取家賃は、かねてより賃借している不動産にかかるものであり、毎年3月1日及び9月1日に向こう6ヶ月分を受け取っている。
決算にあたり、未経過分は繰り延べる。


[答]
(借方)受取家賃 2400 (貸方) 前受家賃 2400

[解]
受取家賃勘定より半年分の家賃が7200であるため、これをもとに2ヶ月分を繰り延べる処理を行う。
7200÷6×2=2400

---------------------------------------------

「半年分の家賃が7200」というところに、どうしても疑問を感じています。
なぜ試算表16800であるのに8400でないのかが理解できません。
長文失礼いたしました。何卒、どうかよろしくお願いいたします。

使用テキスト:
成美堂出版「解いて覚える!日照簿記3級合格ブック」
P162問題6

Page: 1 |

Re: どうしても理解できない問題 ( No.1 )
日時: 2006/05/30 15:10
名前: あげあき 

>受取家賃は、かねてより賃借している不動産にかかるものであり、毎年3月1日及び9月1日に向こう6ヶ月分を受け取っている。

かねてより賃借しており毎年受け取っているということは、前年にも同様に受け取っていたことになります。
すると前期末にも2ヶ月分を当期に繰り延べ、さらに当期首に再振り替えしていたことになります。

前期末
(借方)受取家賃 2ヶ月分 (貸方) 前受家賃 2ヶ月分

当期首(1/1)
(借方) 前受家賃2ヶ月分 (貸方) 受取家賃 2ヶ月分
3/1
(借方) 現金預金6ヶ月分 (貸方) 受取家賃 6ヶ月分
9/1
(借方) 現金預金6ヶ月分 (貸方) 受取家賃 6ヶ月分
ここまでの14ヶ月分が決算整理前の試算表の残高16,800になります。
16,800/14×2=2,400

「かてねより」「毎年」などの表現があり1年分の金額が直接与えられていない場合は注意が必要です。
Re: どうしても理解できない問題 ( No.2 )
日時: 2006/05/30 15:32
名前: ムンムン 

16800の内訳を考えてみましょう。

毎年3/1と9/1に受け取っているということは、
前会計期間の決算日にも

受取家賃2400前受家賃2400

の処理がされています。
つまり今期の受取家賃勘定16800に前期の2月分が含まれています。 と言う事は、
前期2月分+3/1に受取った半年分+9/1に受取った半年分の14月で
16800を割ると1月1200円だとわかりますね? 
 
ここで繰越する2月分が2400とわかります。

ポイントは「問」の「かねてより」に注意してください。
このパターンの問題は何ヶ月分含まれているのかを考えて下さいね。
Re: どうしても理解できない問題 ( No.3 )
日時: 2006/05/30 16:47
名前: 簿記三級 

あげあきさん、ムンムンさん
早速のレスありがとうございます。

お二方の返信を見て、やっと理解できました!

前期末の決算でも繰り延べがあったのですね。
当期首の分という発想がまったくありませんでした、たいへんお恥ずかしいです。
ふむふむ、\1200/月 になりますね!

ポイントまで教えていただきありがとうございます。
これからは、「かねてより」「毎年」のキーワードに十分注意を払っていきたいと思います。

本当にありがとうございました。
心のつかえが取れました^^

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