- 日時: 2008/03/05 01:38
- 名前: 管理人 林◆EuyWOwwmsMo
- ちなみにご質問の回答ですが、この問題は推測するに期中で実際の現金が帳簿よりも2000円多かったんでしょうね。この時の現金はもちろん配当金領収書を込みで数えてと理解すべきでしょう。つまり貨幣・硬貨・配当金領収書を数えてたという意味ですよ。
そこで期中に、
(現 金)2,000 (現金過不足)2,000 ・・・(A)
と処理していたんだと思います。
そこでおっしゃるように仕訳漏れで、
(現 金)10,000 (受取配当金)10,000 ※源泉税は考慮してません
が抜けてたんだと思われます。正解です! しかし期中でそのうち2,000円は現金が合わなくて(A)の仕訳をしていますので一旦元に戻しましょう。
(現金過不足)2,000 (現 金)2,000 ・・・(A’) Aの逆仕訳
そこで改めて先ほどの仕訳を行います。
(現 金)10,000 (受取配当金)10,000 ・・・(B)
本来ならここで現金が帳簿と実際と一致して完結するはずですが・・・ でも今度は帳簿の現金残高より実際残高が8,000円足りない計算になりますよね? 元々2,000円多いハズが、実は10,000円計上漏れしてた訳だし。
(現金過不足)8,000 (現 金)8,000 ・・・(C)
つまり、こういうことになるのでしょうか。
本来ならこれでOKなのですが、今は決算でした。 つまり決算なので現金の誤差を清算しなけりゃなりません。現金過不足勘定は決算書に載せれない勘定なのです。
つまりこの時点で現金が見つかっていない時点でOUT!
無くなったものとして損失とします。
(雑 損)8,000 (現金過不足)8,000 ・・・(D)
こんな感じでしょうか。
ちなみに(A’)から(D)までが決算整理で行う仕訳。
つまり精算表で行う仕訳です。後はこれらを貸借相殺すると解答の仕訳になりますね。
慣れるまではこのように全部仕訳で書き出してみれば良いでしょう。 解きなれれば一瞬で解答のような仕訳が書けますよ。
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