このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment
トップページ > 過去ログ > 記事閲覧
問題文の解釈の仕方について
日時: 2009/03/01 17:26
名前: みい 

お世話になります。初心者です。

内容不明の入金の問題について質問があります。
(以下問題文です)

「得意先新潟商店から商品¥300,000の注文を受け、本日同商店から当座預金口座に¥40,000の振込があった。この振込額のうち、¥30,000については注文品の内金であるが、残額については原因不明のため、現在同店に対して問い合わせちゅうである。」

自分の答えは
(当座預金)30,000 (売上)300,000
(仮受金) 10,000
(未収金) 260,000

にしたのですが、

正解は
(当座預金)40,000(前受金)30,000
         (仮受金)10,000

です。
なぜこんなにシンプルな解答になるのでしょうか?
300,000の注文については記述しなくてもよろしいのでしょうか。

初歩的な質問ですみません。

Page: 1 |

Re: 問題文の解釈の仕方について ( No.1 )
日時: 2009/03/01 22:50
名前: 開哉散 

1.「300,000円の注文」につき、仕訳しない理由

  まず、 簿記においては、取引行為があって初めてそれが起票されます。
  この点、「300,000円の注文」の段階では、契約が成立しただけで取引はなされていません。
  よって、「注文」についてはお構いなしとなります。


2.正解仕訳について

  まず、 「当座に40,000円の振込があった」のですから、借方は「当座預金 40,000」です。
  とにかく、ここをしっかりおさえましょう。
  そして、後はゆっくりと貸方を考えます。
      30,000は代金の前払い → 前受金 だよね・・
      残りはよくわからない   → 仮受金  にしとけっ!  というカンジです。


以上でいかがでしょうか
  
Re: 問題文の解釈の仕方について ( No.2 )
日時: 2009/03/02 13:53
名前: みつ 

1、簿記上の取引
企業の資産・負債・資本が増減することなので、「商品¥300,000の注文を受け」のところは、契約や口約束なので簿記上の取引でないため仕訳しません。(一般的な取引と簿記上の取引の違いが本に書いてあるので、そこを参考にしてみてください。)

2、正確な仕訳の内容
@銀行は当座預金口座の開設にあたり、「当座預金口座に¥40,000の振込」があった場合は、資産の増加で借方に記入します。

Aこの振込額のうち、「¥30,000については注文品の内金」では、購入者が商品を注文するために商店へ予約金を支払い、後日受け取った内容なので負債の増加で前受金とします。

Bさらに、残額については「原因不明のため」は、前に受け取ったお金が記入すべき金額が未確定なときに負債の増加で仮受金として処理します。



Re: 問題文の解釈の仕方について ( No.3 )
日時: 2009/03/02 14:29
名前: みつ 

補足として、商品売買と商品売買以外の取引について、
@商品の代金を後日に支払ったり、受け取ったりする約束をして商品を掛けで売買することをいいます。(商品売買の場合は、「売掛金」や「買掛金」を使う。)
A土地、建物、車両運搬具、備品、有価証券などの商品以外の物品を売り、後日の代金を支払ったり受け取ることをいいます。(商品売買以外の場合は、「未収金」と「未払金」を使う。)

今回の仕訳問題は商品売買の取引なので、未収金はA番の商品売買以外の取引でなので違います。2つの違いは間違えやすいです。

Page: 1 |