Re: 自己振出し為替手形を裏書されたら・・・ ( No.1 ) |
- 日時: 2009/07/11 11:03
- 名前: 開哉散
- ※1では間違いです。
基本的な用語の整理をしてみましょう。
1.為替手形 振出人が名宛人に対して、指図人に手形金額を満期に支払うことを委託した証券
ですよね。具体例で確認すると、
得意先Aに対して売掛債権4万円 仕入先Bに対して買掛債務4万円
があるとき、Aを名宛人、Bを指図人とする為替手形を発行し、Aの引受けを得た上でBに振出して 売掛金および買掛金の決済をすることができます。
このとき、振出人の仕訳は、
買掛金 40,000 / 売掛金 40,000
と、手形勘定が出てこないところがポイントでしたね。
為替手形は、自己受手形(振出人=指図人)、自己宛手形(振出人=名宛人)も認められます。 ただ、問題文中に特にそれらの指定がない場合は、そうでない普通の為替手形として扱わなければなりません。 だから、※1の仕訳にはならないのです。
2.裏書譲渡 手形に一定の事項を記載し、これを被裏書人に交付することにより、手形債権を移転させること
です。そこで、問題文「自己振出しの為替手形を裏書譲渡された」とは、
以前に振り出した為替手形が、自己受手形となった
ことに他なりません。 1.で説明したように、為替手形を振り出したときは、買掛/売掛の相殺仕訳を行うのみで、あとは「自分は無関係」です。 そこで、本問の状況としては、
支払いに代えて受取った手形が、たまたま以前自分が振り出したものだったに過ぎない
ということができます。
そして、自己受為替手形は、要するに自己を受取人とする約束手形と全く同一ですから、 解答の仕訳となるわけです。
以上でいかがでしょうか
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Re: 自己振出し為替手形を裏書されたら・・・ ( No.2 ) |
- 日時: 2009/07/11 14:40
- 名前: くぼ
- なるほどー!!完全に勘違いしてました・・・>_<
凄くよくわかりました!
開哉散さんありがとうございました!
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Re: 自己振出し為替手形を裏書されたら・・・ ( No.3 ) |
- 日時: 2009/08/29 00:21
- 名前: りょうすけ
- 自己振出しの為替手形は3級の範囲ではありませんよ。^^
結局2級では学習しますが、3級合格目標であるのならば、この範囲は勉強しなくても良いのかも・・・。
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Re: 自己振出し為替手形を裏書されたら・・・ ( No.4 ) |
- 日時: 2009/10/21 18:42
- 名前: くぼ
- りょうすけさん、
2級が主な範囲なんですね。。。
最近2級の勉強も始めたのですが、そこまでまだ行ってなくて(・・; 3級からしばらく時間が開いてしまったので、3級でかじった内容をきれいに忘れてしまっていたもので質問させていただきました…
範囲が違ってしまっていてみなさんを混乱させてしまっていたらごめんなさい(> <)
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Re: 自己振出し為替手形を裏書されたら・・・ ( No.5 ) |
- 日時: 2009/11/11 00:32
- 名前: ひかる
- 私は今、15日の日商簿記検定を受検するために模擬問題集をやっているのですが、そのような問題が前に出てきました。
たまに2級の問題が出てくることもあるのでしょうか。
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Re: 自己振出し為替手形を裏書されたら・・・ ( No.6 ) |
- 日時: 2009/11/11 18:22
- 名前: massive
- 3級の内容です。
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