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開哉散さんへ**売上原価**
日時: 2009/10/20 01:06
名前: めぐ 

初めまして(^_^)

今テキストの売上原価のところを読んでいるのですがイマイチ理解出来なくて行き詰っていました(;_;)
そんな時’売上原価の算定’方法についてとても分かりやすく解説された過去のスレを発見し印刷させて頂きとても助かりました。

’売上原価の算定’方法で売上原価勘定で算定する方法についてもご説明して頂きたいと思いコメント記載しております。

-取引-
決算において、売上原価の計算を行う。
期首商品卸高 100円  当期仕入高 500円  期末商品棚卸高 200円

-回答-
(借)売上原価 100 (貸)繰越商品 100
(借)売上原価 500 (貸)仕入 500
(借)繰越商品 200 (貸)売上原価 200

お忙しいとは思いますが宜しくお願い致します。

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Re: 開哉散さんへ**売上原価** ( No.1 )
日時: 2009/10/20 12:18
名前: 開哉散 

はばかりながら、ご指名ですので

まず、 「売上原価」勘定は費用勘定である、ということをしっかり理解しましょう。
なぜなら、売上原価とは、「その売上を作るために”使った”商品の価額」だからです。
そして、費用ということは、借方が増加・貸方が減少ですね。
(費用の場合、普通は「発生」といいますが、感覚的にわかり易いので、便宜的にこうします。)

さて、設問の取引について、「売上原価」の総勘定元帳を作ってみましょう。

  (借)繰越商品@ 100   (貸)繰越商品A 200
     仕入     500 

(仕訳みたいですが、T字フォームだとみなしてください。)

ここで、繰越商品ですが、@が期首商品棚卸高、Aが期末商品棚卸高ですね。

はじめに説明したように、売上原価勘定は費用勘定なので、借方がプラス、貸方がマイナスです。
そこで、上記元帳の各項目に符号をつけてみると、

   +期首在庫+仕入−期末在庫

となり、売上原価を求める算式の右辺と一致します。
よって、決算仕訳後の売上原価勘定の(借方)残高は、売上原価となっていることがわかります。


以上でいかがでしょうか。
Re: 開哉散さんへ**売上原価** ( No.2 )
日時: 2009/10/21 01:37
名前: めぐ 

開哉散さんへ

お忙しいところとても丁寧な解説有難うございました(^□^)
本当にとても助かりました。
簿記の学校に行き理解を深めるべきか迷っていました・・・

私は基本的な「売上原価」勘定は費用勘定であるということが分かっていませんでした(;_;)【←どうしてテキストに基本的な記載がなかったのかなぁ?!】
テキストにはただ単に前期から残っている商品・当期仕入高を売上原価勘定に振り替えて仕分けをしていきなさいと記載していてどうしてそのような仕分けしていくのか訳が分からなくて困っていました。
本当にお忙しいところ丁寧な解説どうも有難うございました(*^_^*)
やっぱりめちゃくちゃ分かり易い!!!
関係ない話ですが学校の先生されていそうですね☆【←数学か算数っぽい】
話は飛んでしまいましたが・・・(^_^;
プリントアウトして決算整理まとめてさせて頂きます。
本当に有難うございましたm(._.*)m
Re: 開哉散さんへ**売上原価** ( No.3 )
日時: 2009/10/21 02:05
名前:  

話はずれますが…

3級では、「なぜそのような仕訳をするのか」「なぜその計算をするのか」等を完璧に理解するのは不可能だと思います。
でも、それに気づかず、全てを理解しようとする完璧主義者は、そんな事考えずにただ形式的に作業(仕訳を切る・計算をする)人と比べると、合格には遠いです。
3級では「この場合はこの仕訳をする」と割り切って覚え、実践問題をこなし、電卓をたたいた方が勝ちです。

もちろん、全てをただ覚えなさい、と言っているわけではありません。 なぜそうなるかを理解した方が覚えやすいなら、理解してもいいと思います。
ただ、それを3級の範囲全てにするのはやめた方がいい、と思います。

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