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勘定の振替
日時: 2003/10/08 09:38
名前: かず 

初めまして。独学しているものですが、教えて下さい。

期首貸借対照表中に記載の「未払利息 3,000円」を、期首における経過勘定の再振替として、支払利息に振り替える仕訳問題で、回答は

(借)未払利息 3,000円 (貸)支払利息 3,000円

になるのですが、費用勘定である「支払利息」がどうして貸方にくるのでしょうか?
振替について十分把握できていない私ですが、どうぞ宜しくお願いします。
 

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Re: 勘定の振替 ( No.1 )
日時: 2003/10/08 12:05
名前: あんだんて 

前期末に、(借)支払利息 3,000/(貸)未払利息 3,000
と言う仕訳が行われました。
これは、当期に計上しなければならない利息が本当はあと3,000円あると言うことを意味しています。

ところが、翌期になると、未払利息を0にしなければいけません。
その理由は、期首貸借対照表にある未払利息は、前期に計上すべき利息であるためです。
貸借対照表や損益計算書には、当期の経営成績や当期末の財務状態を書かなければいけないため、
前期に計上されるべきものは消さなければならないのです。

こんな感じでいいでしょうか?
Re: 勘定の振替 ( No.2 )
日時: 2003/10/08 17:42
名前: ばっかす 

仮に今期10,000円の利息を支払ったとします。
この場合の仕訳は
(借)支払利息 10,000  (貸)現金預金 10,000
となります。
しかし、今期に現金預金で支払った利息の中には前期に費用として計上された利息(前期に未払利息として計上してもの)も含まれています。
利息を支払った時に
(借)支払利息 10,000  (貸)現金預金 10,000
未払利息  3000      支払利息  3000
と仕訳をし、利息を相殺して実質7000円のを今期の費用として計上すればいいのですが、実務上このような仕訳をすることは困難ですし、未払利息を再振替えすることを忘れてしまう可能性が大です。
なので経過勘定として計上されたものは期首に再振替します。




早速有難うございました ( No.3 )
日時: 2003/10/09 09:06
名前: かず 

お二人から丁寧な説明を頂き大変感激しています!

 「未払利息が消される」という事は分かったのですが、どうやら私は、「経過勘定」の言葉の意味を理解していないため、壁にぶつかった様です。
 恥ずかしい話なのですが、「経過勘定」を分かりやすく解説いただくと大変有り難いです。
 試験を前に不安になってきました・・・。

お忙しい中恐縮ですが、どうぞ宜しくお願いします。
Re: 勘定の振替 ( No.4 )
日時: 2003/10/09 20:45
名前: 翠紫  < >
参照: http://suishi.s35.xrea.com/

横レス失礼します。

例えば保険料を前払した場合とかを考えてみてください。
その保険料が1月から12月までの分だったとします。
ところが、その商店は3月に決算をしているとしたら、
3月時点では「まだ期間の到来していない保険料」が保険料勘定に計上されていますよね?
これが「経過勘定」の1つ、前払費用(前払保険料)です。
同じように、支払時期が到来しているのに、まだ支払っていないものを「未払費用」、
受取時期が到来していないのに受け取ったものを「前受収益」、
受取時期が到来しているのに、まだ受け取っていないものを「未収収益」といい、
経過勘定にはこの4つがあります。

さて、仕訳で考えますと、
例えば、1月〜12月までの利息12,000円を12月にまとめて支払う場合、
決算の3月時点で利息の一部が計上できていませんよね。
それを単純に期間按分して、
 12,000円×3か月/12か月=3,000円
と仕訳を切ります。この3,000円が未払利息です。
なので、決算時の仕訳が、
(借)支払利息 3,000 (貸)未払利息 3,000
となります。
そして、翌日の4月1日にその逆仕訳(理由はばっかすさんの言うとおりです)を、
(借)未払利息 3,000 (貸)支払利息 3,000
と切ればいいわけです。

参考になりましたでしょうか?
参考になりました! ( No.5 )
日時: 2003/10/10 14:47
名前: かず 

私の疑問に翠紫さんまでおつきあい頂き、ありがとうございます。

 皆さんのレスをプリントアウトして熟読し、図を書きながら考えると、やっと理解することができました。感慨無量です!

 試験までもう少しですが、頑張ります。
 皆さん、本当にありがとうございました。

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