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損益の繰延、見越
日時: 2004/04/10 22:27
名前: あっちゃん 

損益の繰延、見越のところが、さっぱりわかりません。「受取家賃を5月1日、11月1日にむこう6月分受け取っている。決算は9月末、前T/B 受取家賃\260,000。決算整理をせよ」
このとき、なんで260,000を13月で割るの?
12で割るんじゃないの?
収益の繰延と見越の違いは?
御願いします?

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Re: 損益の繰延、見越 ( No.1 )
日時: 2004/04/11 00:04
名前: 管理人 林  < >

この問題はですね〜、難しいですよ。

前T/Bの受取家賃の金額は260,000ですが、この金額は5月と6月に受け取った金額と期首(10月1日)に再振替仕訳した時の金額の合計です。

つまり、毎期5月1日に受け取る受取家賃金額のうち翌期10月分は当期で受取処理しているので、こいつは来期の収益として認識しなければならないので、決算時には繰り延べ処理をしなくてはなりません。

毎期の決算整理仕訳

(受取家賃)???   (前受収益)???

ここまではご理解されていると仮定して先に進めます。
そして翌期の期首振替仕訳において、10月分は当期の収益として下記の再振替仕訳を行います。

(前受収益)???   (受取家賃)???

この仕訳の金額は?ですが、10月分の1ヶ月分の金額になることは理解出来ますか?

そして毎期5月と11月に受け取る金額は1年分の金額ですので、それぞれ下記の仕訳をしているはずです。

(現金等)  ???  (受取家賃)???

そうすると毎期決算整理前T/Bは貸方に13ヶ月分の金額が貸方残高としてあるはずです。
その金額が260,000であることが問題文より読み取れますよね。

ですから、決算整理仕訳において、来期10月分の収益を繰り延べる金額は、
260,000÷13ヶ月=20,000になります。

これで上記の???の金額は導き出せますよね。

1か月分は20,000ですので、5月と11月の1日は下記の仕訳になります。

(現金等)120,000  (受取家賃)120,000

そして決算整理仕訳は毎期下記の仕訳を行います。

(受取家賃)20,000  (前受収益)20,000 ←これが答えです。

決算整理前T/Bの金額の意味合いを理解できれば解答出来るとは思いますが、3級の問題にしては難しいかと思われます。

それではまだ仕事中ですので失礼します。
Re: 損益の繰延、見越 ( No.2 )
日時: 2004/04/10 23:31
名前: あっちゃん 

>10月分の1ヶ月分の金額になることは理解出来ますか?
すみません。そこがわからないのですが・・・
お仕事が終わってからで構いません(当たり前でした)。いつでも結構ですので、お教えくださいますよう。
それにしても、この時間まで、お仕事?
管理人さまのお仕事は何でいらっしゃいますか?
差し支えなければ、お教えください。

Re: 損益の繰延、見越 ( No.3 )
日時: 2004/04/11 00:12
名前: 管理人 林  < >

↑まず上の前受収益が未収収益になってましたので修正しました。m(__)m

>すみません。そこがわからないのですが・・・
つまり決算日は9月末なので、10月分は来期の収益としなければならないからです。決算ではあくまで当期の収益を計上しなければならないのです。
つまり、先に家賃を受け取って受取家賃として収益に計上しているので、繰り延べる訳です。

お仕事は普通のサラリーマンですよ^^


Re: 損益の繰延、見越 ( No.4 )
日時: 2004/04/11 11:05
名前: あっちゃん 

林様、いつもいつも、ありがとうございます。
一ヶ月の意味が分からないなどと書いてしまって、恥ずかしく思います。私も仕事を持っており相当疲れていたので。
「繰り延べというのは、すでに支払ったもの、
見越しというのは、未払いとして計上したもの」なのですね。それにしても見越しって変な名前ですね。未払いだけど、将来の支払いを見越してという意味なのでしょうか。また、いろいろお教えくださいませ。
Re: 損益の繰延、見越 ( No.5 )
日時: 2004/04/11 22:35
名前: 西村 丈治  < >

 毎月の家賃の金額を X とします。
昨年の5月1日の仕訳
  現金 6X     受取家賃  6X

昨年の9月30日の仕訳(決算における収益の繰延)

受取家賃  X   前受家賃  X

昨年の10月1日の仕訳(再振替)
  
  前受家賃 X    受取家賃  X

昨年の11月1日の仕訳

現金 6X 受取家賃  6X  

本年の5月1日の仕訳
 
現金 6X 受取家賃  6X

 したがって本年9月30日現在の残高試算表では受取家賃は 13X になっています。

 なお費用・収益の見越計上というのは現実には費用は発生し、収益は実現していますが支払期日が到来していないために現金の支出ないし流入として認識、記録されていないものを発生主義にしたがって修正する行為です。

したがって厳密には見越ではなく、現金主義と発生主義との食い違いの調整とでもいうべきでしょうが慣習上、「見越」とよんでいます。
Re: 損益の繰延、見越 ( No.6 )
日時: 2004/04/11 15:29
名前: あっちゃん  < >

西村様、ご丁寧にありがとうございます。
本当に、このサイトは、ありがたいサイトです。
何年後かには、一級をとり、ご恩返しいたしたいと思っております。

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