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為替手形
日時: 2004/05/30 23:48
名前: O君 

為替手形でわからないとこがあるので教えてください。

A商店はB商店から商品350000円を仕入れ、代金支払いのため同店振り出し、C商店受け取りの為替手形絵を呈示され、これをうけた。

貸方 仕入      借方   支払手形

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Re: 為替手形 ( No.1 )
日時: 2004/05/31 02:56
名前: モトコンボ 

まず為替手形は基本的に債権債務関係のある三者間の取引に用いられるものです。(自己受為替手形とかもあるんですが混乱を招くのでここでは無視します)
この場合、A商店(本問での当店)はB商店から商品を仕入れて¥350,000の債務が確定しました。
それだけ見ると
(仕入)350,000 (買掛金)350,000

題意から推察するにB商店はC商店に対して支払義務(債務)があるわけです。

A商店
↓¥350,000を支払う義務
B商店
↓いくらかを支払う義務
C商店

B商店はA商店に対して「私にではなくC商店に直接¥350,000を支払ってください」と依頼(為替手形の振出し)してA商店はそれを了承(引受け)したわけですので、見た目上は約束手形を振出した場合と同様の仕訳になります。仕入の一方でC商店に対して¥350,000の債務が発生しましたので下記の仕訳です。
・A商店(名宛人/支払人)の仕訳
(仕入)350,000 (支払手形)350,000

ちなみにB商店はA商店に対する債権とC商店に対する債務を相殺した形になりますので下記の仕訳になります。
・B商店(振出人)の仕訳(注:C商店に対する債務は仕入代金とします。未払金の可能性もありますがここではあまり重要ではないようですw)
(売掛金)350,000 (売 上)350,000
(買掛金)350,000 (売掛金)350,000
まとめると
(買掛金)350,000 (売 上)350,000
となります。

C商店はB商店に対する債権をA商店支払いの為替手形で回収しましたので、
・C商店(指図人/受取人)の仕訳
(受取手形)350,000 (売掛金)350,000
となります。

為替手形は3級学習者を混乱に陥れるセクションなんですが、初めのうちは債権債務関係の図解を作成するのが理解に役立ちます。そして実際の問題で登場した3者のうちの誰の仕訳が解答をして要求されているのかという読み取りも重要です。
手形には約束手形と為替手形の2種類がありますが、仕訳では受取手形または支払手形という科目しか用いないために為替手形の仕訳なのか約束手形なのか区別がつかないと心配されるかもしれませんが、その区分は手形記入帳という補助簿に記録されますので大丈夫ですw
かなり蛇足の多い回答のような気がしますが、(何がわからないのかがわからなかった為w)ご参考にしていただければ幸いです。
Re: 為替手形 ( No.3 )
日時: 2004/05/31 16:32
名前: O君 

あ、なるほど!そういう意味だったんですか。
何時間も意味が分からず迷ってました^^。

モトコンボさん、すごく分かりやすかったです。
詳しい説明ありがとうございました。

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