- 日時: 2004/07/24 21:02
- 名前: a@西村丈治
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- ここでは「償却」の意味を機械の減価償却費の計上を例にして説明させていただきます。
例えば耐用年数5年の機械を1,000万円で購入して、購入した時点もしくは廃棄・取替えした時点で残存価額(5年後に売却可能な金額は100万円とします)を除いた900万円を全額、費用として計上することは期間損益計算を合理的に行なううえで大きな問題を含んでいます。 この機械は耐用年数が5年間ですのでその間に要償却額900万円(取得原価1,000万円ー残存価額100万円)を、定額法を適用して毎年180万円(900万円/5年間)の減価償却費を計上するという形で費用化しますと、この機械の利用によって実現した収益との間に合理的な対応関係に基づいた期間損益計算が行われたと考えることができます。 同時に減価償却費は現金支出を伴わない費用(機械を購入した時点で対価は支払済です)ですので過去に機械に投下した資本の回収を行なうことが可能となり、将来における取替えや新規投資の資金源を確保することができます。
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