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T勘定への転記
日時: 2004/11/03 09:44
名前: ひとみん。 

どうしてもわからないのでどなたか教えてください!(;_;)
仕訳したデータをT勘定に転記するときは、転記する勘定が資産や費用の勘定科目だとしたら、借方に相手勘定を入れるというように覚えていていいのですか?
例えば下の仕訳を消耗品費勘定に転記するとします。
消耗品費 100 現金 100
    ↓
    消耗品費
______________
現金 100  |

となるようなのですが、他の仕訳にも同じことが言えるのでしょうか?

あともう一つあるのですが、過去問の第92回の問2ですが解説を読んでも理解できません。

問題は、「資料を使って売上、仕入、繰越商品、損益の各勘定の()を埋めなさい」となっていて、資料として
1期首商品棚卸高
2総仕入高
3仕入値引高
4総売上高
5売上戻り高
6期末商品棚卸高   が出ています。
繰越商品のT勘定のところがなぜ解答のようになっているのか。

       繰越商品
___________________
繰越商品 150000 | 仕入   150000
仕入   180000 | 繰越商品 180000

また、仕入の損益が貸方に出ているのに、損益勘定
に転記すると仕入が借方になっているのがよくわかりません。

よくわからない文ですみませんが、どなたかわかる方がいたらお願いします。

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Re: T勘定への転記 ( No.1 )
日時: 2004/11/03 16:58
名前: Ohmura 

 初めまして、なるほど。
 まず最初のほうのご質問、言わんとされていることは分からないではないですが、少し言い方が正しくありません。資産・費用関係の勘定だから借方に転記というわけではありません(よね)。上記と同じ仕訳からもし現金勘定に転記するとしたらどうですか?       現金      ですよね。
       ________
           |消耗品費100
要は仕訳した「とおりの」データを勘定科目ごとの情報として整理するわけですから、必ずしもそのようにいえないことは明らかですよね。例えば「売掛金」という資産が「減少」する仕訳(つまり、「(貸方)売掛金」という仕訳)から売掛金勘定に転記する場合には貸方に相手勘定を入れるということになりますから。
 続いてのご質問、ひとみんさんが疑問に思われるのも無理からぬ事、繰越商品150000、繰越商品180000が、メインの勘定と同じ科目名で記入されていますねぇ・・・これはどうしたことでしょうか、おそらく過去問の模範解答と思われますが、解答作成者の認識不足のような気がします。少なくとも繰越商品という記入は正しくありません、3級ですから、どうせなら「前期繰越」と記入すべきでしょうね!
 最後のご質問、仕入勘定を損益勘定に振替えたときの仕訳をもう一度よく目を凝らして見て下さい、   損益×××  仕入×××  
ですね、最初にも言いました、転記は仕訳した「とおりに」行うと・・・。この仕訳で「仕入」勘定は「損益」勘定の相手勘定となっていて、なおかつ「損益」勘定は借方処理されていますから、損益勘定の借方に、その相手勘定である仕入が記入されるわけです。       

 
 
 
Re: T勘定への転記 ( No.2 )
日時: 2004/11/03 17:10
名前: Ohmura 

 度々すみません、1箇所とんでもなく誤った事を書いてしまいました。
 「続いてのご質問」に対するところで、繰越商品という記入は誤りで「前期繰越」と記入すべきだといいました。150000のところは「前期繰越」ですが、180000のところは「次期繰越」が正解です、申し訳ない、訂正お願いします。
Re: T勘定への転記 ( No.3 )
日時: 2004/11/03 23:58
名前: ruke  < >

 T勘定というのは、言ってみれば、その科目の動きだけを集約したものです。

 ですから、現金でT勘定を作った場合、
 (借)消耗品費 100 (貸)現金 100
 の場合であれば、現金は貸方に出てきてますから、
 _______________
       |消耗品費 100
 というように貸方に出てきますし、

 (借)現金 20 (貸)売掛金 20
 の場合であれば、現金は貸方に出てきてますから、
 _______________
 売掛金 20 |
 というように借方に出てきます

 そして、両方の仕訳を転記した後は、
 ________________
 売掛金 20 |消耗品費 100

 となり、差し引きで貸方が80残ります。
 これにより、この2つの取引の結果、現金が80減ったという事が分かるのです。

 ちなみに、消耗品費のT勘定は
 _______________
 現金 100|
 になり、売掛金のT勘定は、
 _______________
       |現金 20
 になります。
Re: T勘定への転記 ( No.4 )
日時: 2004/11/04 01:45
名前: ひとみん。 

よくわかった!
Re: T勘定への転記 ( No.5 )
日時: 2004/11/04 09:57
名前: ひとみん。 

Ohmura様、ruke様、ご説明ありがとうございます☆
ということは、簡単に言うとこういうことでしょうか?↓
【仕訳】
A  100   B   200

    AのT勘定
______________
  B 200 │


    BのT勘定
______________
       │  A 100


ということでしょうか?
内容がまだ理解できないので今はとりあえず形で覚えておくしかない、と思っています。。。

ちなみに第92回の問2についても
【仕訳】
仕入 15000  繰越商品 15000
だから・・・

     繰越商品
________________
       │ 仕入 15000

となるのですよね?
借方のはじめと貸方の終わりに「繰越商品」が入るのは「繰越商品」のT勘定では必ず期首残高と期末残高を記入する決まりになっている、という理解でいいのですか?

理解力なくてすみません・・・(T-T)
ちなみにひとつ上の書込み↑は私じゃないですよ!
Re: T勘定への転記 ( No.6 )
日時: 2004/11/04 10:10
名前: ルーシー 

その理解で正しいと思います。

T勘定の書き方も正しいです。

>「繰越商品」のT勘定では必ず期首残高と期末残高を記入する決まりになっている

これも正しいです。
Re: T勘定への転記 ( No.7 )
日時: 2004/11/04 11:59
名前: ひとみん。 

ルーシーさん、ありがとうございます☆
とりあえずこの公式(?)のまま頭に入れておきます。
みなさまありがとうございました!
Re: T勘定への転記 ( No.8 )
日時: 2004/11/04 17:06
名前: Ohmura 

 ついでに、繰越商品をはじめその他、資産・負債項目の期首残高・期末残高の勘定記入の仕方について1点指摘しておきます。
 確かにこれは細かいことで、3級レベルではそれ程神経質になる必要性もないことかもしれませんが、2級で「帳簿組織」を学習するようになると、ちょっとなあなあでは済まされなくなるので・・・。
 例えば、「商品の期首残高が150000、期末残高が180000である」ということを繰越商品勘定に転記するときに、当該勘定の借方に「繰越商品150000」、貸方に「繰越商品180000」、この記入の仕方は確かに間違いではありませんが、少なくとも期首・期末の「日付」を記入しない限り、厳密には以下のような理由であまり好ましくありません。
 @「取引」からの転記ではないので、「相手勘定」というものが存在しない。
 A@にもかかわらず、「繰越商品」という「勘定科目」を記入してしまうと、あたかも (借方)繰商(貸方)繰商 という仕訳からの転記であるかのような錯覚を与えてしまう。
 
 (ある意味へ理屈のように感じられるかもしれないが) というような次第で、どちらかといえば期首残高は「前期繰越」、期末残高は「次期繰越」という言葉で表現するのが転記上(も)好ましいということは頭の片隅に入れておいたほうがよいでしょう。もちろん繰越商品に限らず、他の資産・負債関係の科
目についても同じことがいえます。

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