Re: 前払保険料の修正記入 ( No.1 ) |
- 日時: 2005/02/19 10:53
- 名前: kaz
- アプローチが違うのです。
1:「試算表の前払保険料の借方に66000円と記入してあります。」 2:「前払保険料66000円は平成×7年8月1日に支払った1年分の火災保険料の金額である」
1から考えましょう。借方に計上されているということは、期首再振替仕訳で出てきたものではありませんよね。再振替なら貸方に金額が入るはずです。そして、前年の支払いは無いと考えます。なぜならこの場合、前年に支払があれば、19ヶ月分が前払保険料の額になるからです。
2文章のまんまですが、1年分の保険料額です、期中に支出しているので、期末見越が必要です。
つまりは、この問題は支払った保険料を費用処理でなく、一旦資産計上しているパターンの問題なので、当期に帰属する5ヶ月分資産から費用化してやる必要があります。 ちなみに、この場合の前払保険料は経過勘定項目ではありませんので、次期での期首再振替は出てきません。
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Re: 前払保険料の修正記入 ( No.2 ) |
- 日時: 2005/02/19 11:01
- 名前: kaz
- 一連の仕訳を示しておきます。参考にしてください。
当期支払時(1年分) 前払保険料 66,000 /現金 66,000
決算整理(5ヶ月分を費用化) 保険料 27,500 /前払保険料 27,500
∴ 前払保険料次期繰越高 38,500(7ヶ月分) 当期保険料 27,500(5ヶ月分)
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Re: 前払保険料の修正記入 ( No.3 ) |
- 日時: 2005/02/19 11:18
- 名前: 西村丈治
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- この問題は支払いました保険料の勘定科目としまして(支払)保険料という名称を用いないで、前払保険料(資産)という名称を用いています。
したがいまして8月1日に記録されました前払保険料のうち、当期に費用化(保険料という費用になった部分)しましたところの8月1日から12月31日までの5ヵ月分を決算で修正します。 つまり決算整理仕訳によりまして(支払)保険料という費用としまして認識、記録します。
保険料 27,500 前払保険料 27,500
この問題は費用の繰延ではなく、前払費用(将来、用役の提供を受ける法律上の権利)のうち当期に費用化しました部分を、資産から費用に振替える手続であるといえます。
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Re: 前払保険料の修正記入 ( No.4 ) |
- 日時: 2005/02/19 21:56
- 名前: くじら
- すいません、よくわからないです。未経過期間を計算する問題とどうやって見分けたらいいのでしょうか。
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Re: 前払保険料の修正記入 ( No.5 ) |
- 日時: 2005/02/20 03:04
- 名前: ゆっきー
- 試算表の前払保険料の借方に66000円と記入してあります。本年8月1日に向こう1年分を支払った。
↓ 試算表の支払保険料の借方に66000円と・・・ となっていれば未経過期間を計算する問題です。恐らく3級の精算表問題では、例外はそうないと思います。 ※本当はしっかり理解したほうがいいのですが、試験も近いので応急的な処置です。これは大分変な覚え方なので、終わったら忘れてください。
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Re: 前払保険料の修正記入 ( No.6 ) |
- 日時: 2005/02/20 14:12
- 名前: 西村丈治
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- すいません、よくわからないです。未経過期間を計算する問題とどうやって見分けたらいいのでしょうか。
質問の意味は、使用された勘定科目が保険料という「費用」を表す場合と、前払保険料という「資産」を表す場合とで決算整理仕訳がどのように異なるかということでしょうか。
上記の受け止め方でよければ、8月1日に1年分の保険料を支払いました場合、使用された勘定科目が「保険料」であれば決算日である12月31日に7ヵ月分につきましていわゆる費用の繰延という処理が必要になります。
前払保険料 38,500円 保険料38,500円
上記の問題のように保険料を支払った時点で使用します勘定科目が「前払保険料」であれば、これは将来、火災保険用役の提供を受けうる法律上の権利(資産)を意味しますので、決算日には当期に消費しました保険用役5ヵ月分を資産から費用に振替える決算整理仕訳が必要になります。
保険料 27,500円 前払保険料27,500円 また毎年、保険契約を継続しています場合には平成×6年8月1日に支払いました保険料のうち、5ヵ月分は前期の費用となり、残りの7ヵ月分は当期の費用になりますので残高試算表の保険料の金額は19ヵ月分である104,500円となっています。
したがいまして7ヵ月分の費用の繰延が必要になります。
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Re: 前払保険料の修正記入 ( No.7 ) |
- 日時: 2005/02/23 11:45
- 名前: 京都
- くじらさんへ
イメージしてください。
‘前払い’保険料の修正 → すでに‘前払い’じゃなくなったものを引いてやる。 ‘支払い’保険料の修正 → まだ支払わなくてもいい部分を繰り越す。
だから、前払い保険料とでてきたら、経過分を引く。 そして、支払い保険料とでてきたら、未経過分を引く。
難しく考えることないよー♪
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Re: 前払保険料の修正記入 ( No.8 ) |
- 日時: 2005/02/23 11:47
- 名前: 京都
- ↑引くっていう表現はごめん。
経過分を修正記入 未経過分を修正記入
てことね。
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Re: 前払保険料の修正記入 ( No.9 ) |
- 日時: 2005/02/23 23:17
- 名前: haru
- kazさん(NO1)の書いていること質問していいですか?
一つ目の疑問
期首再振替仕訳で出てきたものではありませんよね。再振替なら貸方に金額が入るはずです。
上記の文を読んで 理解しきれないのです。試算表の貸方に前払保険料が、来る時が、想像つかないのです。そもそも精算表の中の試算表の時期は、決算の修正記入直前なのですか?期首の段階なのですか?
二つ目の疑問 ちなみに、この場合の前払保険料は経過勘定項目ではありませんので、次期での期首再振替は出てきません。
前払保険料38.500円分も再振替できないのですか? 貸借対照表の借方に 書いていいですよね。 保険料/前払保険料 27.500円の前払保険料が、修正欄だけで消える金額ということでしょうか? うまく説明できていないかもしれません。 コメントいただければ嬉しいです.
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Re: 前払保険料の修正記入 ( No.10 ) |
- 日時: 2005/02/27 20:04
- 名前: 西村丈治
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- 日商簿記2級109回第1問で、「前払保険料」という勘定科目を使用しました整理仕訳の問題が出題されています。
したがいまして3級を学習します段階で、保険料の支払に際しまして、「支払保険料」という勘定科目を使用します場合と、「前払保険料」という勘定科目を使用します場合とでは、決算における修正仕訳はどのように異なるかにつきまして、きちんと認識、理解をしておきますことは、非常に重要です。
支払保険料という勘定科目を使用します場合には、決算に際しましていわゆる費用の繰延という処理が必要になります。 同時に翌日(新しい会計年度の初日)に再振替を行なうことが必要になります。
これに対しまして前払保険料という勘定科目を使用します場合には、決算に際しまして前払保険料という資産(火災保険用役の提供を受けうる法律上の債権)のうち、当期に費用化しましたものを単に資産から支払保険料という費用に振替える処理を行えば済みます。
つまり3級の段階で理論的にきちんと認識、理解しておきますと2級で応用問題がでましも、的確な処理をすることができます。
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