Re: 売上原価について ( No.1 ) |
- 日時: 2005/03/10 11:54
- 名前: kaz
- 売上原価という”勘定科目”はあります。それと同時に売上原価という”表示科目”があります。
勘定科目としては、決算整理で仕入勘定を振替て使う場合、売上原価対立法及び二分法で商品の受払を行う場合の仕訳で使います。
これとは別に、帳簿上”仕入勘定”で原価を計算して財務諸表上”売上原価”と表示の科目として出てくる場合があります。
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Re: 売上原価について ( No.2 ) |
- 日時: 2005/03/10 14:43
- 名前: KS
- kazさん、答えてくれて、ありがとうございます。 ”表示科目”でどういう種類の科目ですか?対立法とニ分法についてまだ勉強してないですが、売上原価は費用勘定になりますか?
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Re: 売上原価について ( No.3 ) |
- 日時: 2005/03/10 16:07
- 名前: kaz
- 表示科目とは、財務諸表(貸借対照表・損益計算書)を作成する時に使う科目ですが、気にすることはありません。
とりあえずは三分法で売上原価がでてくるパターンさえ憶えておけば良いとおもいます。
売上原価 xxx / 仕入 xxx 売上原価 xxx / 繰越商品 xxx 繰越商品 xxx / 売上原価 xxx
仕入を振り替えて、繰越商品を加減算して原価とします。 そして、費用として、損益計算書へ記入します。
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Re: 売上原価について ( No.4 ) |
- 日時: 2005/03/10 16:10
- 名前: える
- 仕訳では売上原価という勘定科目はでてきませんが、精算表のところででてきますね。 KSさんがどこまで3級の範囲を勉強したかによりますが、仕入と売上原価は似て非なるものです。
例えば、当月商品を1000円で仕入れ、翌日それを1500円で売ったという仕訳の場合。 仕入 1000 現金 1000 翌日 売掛金 1500 売上 1500 となりますよね。 ところが売上のあと、仕入1000円の品物は手もとにないのに、減ったという事実がこの仕訳では表示されていないわけです。この減ったという事実が売上に対応する原価、つまり売上原価です。 邪道ですが下のように本来はなってるはずです。 売掛金 1500 売上 1500 (売上原価1000 仕入 1000) ()内の仕訳は検定のとき仕訳で表記してはいけません。あくまでイメージするために表記したものです。つまり表面にはでてこないけれども()内の仕訳が自動的に行われているわけです。 表記されない理由は、企業などはこの仕入値が常に一定とは限りませんし、そのせいで計算がややこしくなるから期末決算で一括してやってしまおうというわけです。 具体的に例で示すと、 ある同じ商品を1個800円、900円、850円、1200円でそれぞれ仕入れ、1500円でこのうちの一個だけ売ったという場合、 仕入 3750 現金 3750 売掛金 1500 売上 1500 となりますが、先ほどの〔〕内の仕訳がもし可能としたら、どれを売上原価に対応していいかわからなくなりますよね。 なので基本的に仕訳においては売上原価という勘定は使いません。
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Re: 売上原価について ( No.5 ) |
- 日時: 2005/03/10 16:15
- 名前: える
- 文字数オーバーでいろいろ編集していたら、kazさんが結論を上におっしゃって下さいました。
というわけで、売上原価は決算で損益計算書などを 作る際に、まとめて売上原価を計算するために表記勘定として暫定的にでてきます。
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Re: 売上原価について ( No.6 ) |
- 日時: 2005/03/11 10:49
- 名前: KS
- kazさん、えるさん、ありがとうございました。これで理解したと思います。
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