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手形の取引について
日時: 2005/04/01 00:33
名前:  

手形の取引で、以下のような問題がありましたが、
時間をかけて勉強しましたが、分からなかったので、教えてください。
[問題]
徳島商店へ買掛金\14400の支払いのため、
同店受け取り、宮崎商店あて(引受済)の為替手形を
振り出した。
※尚、宮崎商店は当店が商品を売る取引先で、
徳島商店は仕入先です

この仕訳ですが、僕は
買掛金14400  支払手形14400としたのですが、
実際には
買掛金(徳島商店)\14400  売掛金(宮崎商店)\14400
となっていました。どうして、支払い手形じゃいけないのでしょう?

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Re: 手形の取引について ( No.1 )
日時: 2005/03/22 00:31
名前: Goon  < >

こんばんわ。

まず祐さんの質問の内容から推測すると、為替手形の仕組みをよく理解されると、疑問が解消されると思いますよ。

この問題では、「宮崎商店は当店が商品を売る取引先」であり、
既に宮崎商店に対しては、売掛金 すなわち後でお金を貰える権利が少なくとも14400円発生しています。

また、逆に「徳島商店は当店が商品を買う仕入先」であり、既に徳島商店に対しては、買掛金 すなわち後でお金を支払わなければならない義務が少なくとも14400円発生しています。

そんな時、当店は、宮崎商店に対して
「当店に支払う14400円を、払わなくていいから、その代わりに、当店が徳島商店に支払わなければならない14400円を払っといてよ」
という取引が、為替手形の発行ということになります。
また、宮崎商店がこの取引を了承したというのが、「引受済」ということになります。

当店の立場から見れば、宮崎商店から後で14400円貰えるはずだった権利(=売掛金)がなくなって、それと同時に徳島商店にあとで14400円支払わなければならない義務(=買掛金)が無くなります。
ここで、支払わなければならない義務が無くなるので、誰かに対する支払手形も発生しません。
なぜなら、宮崎商店が代わりに払ってくれることになったんですから。

したがって、解答のような仕訳になります。

長くなりましたが、ご理解頂けたでしょうか?
Re: 手形の取引について ( No.2 )
日時: 2005/04/01 00:33
名前:  

大変分かりやすい説明ですね。
「既に宮崎商店に対しては、売掛金 すなわち後でお金を貰える権利が少なくとも14400円発生しています。

この部分でよく分かりました。
語句説明もしていただき、助かりました。
まだ、手形関連の問題で間違いがおおいので、
分からなくなったら、またよろしくおねがいいたします。

大変ご丁寧な説明をしていただきまして、
ありがとうございました。
Re: 手形の取引について ( No.3 )
日時: 2005/03/22 07:46
名前:  

手形ですが、自分なりに解いてみたのですが、
どこか間違っているところがありますか?
採点していただけると助かります。

@愛媛商店の買掛金\6000を、同店あての約束手形を振り出して支払った。
借)買掛金\6000(愛媛商店)貸)支払手形\6000

A徳島商店の買掛金\12000を支払うため、宮崎商店より
譲渡されていた熊本商店振り出し、同店あての約束手形を裏書譲渡した。

借)買掛金\12000(徳島商店) 貸)支払手形\12000

B徳島商店より同店振り出し、高知商店受け取り、当店あての為替手形\10200の引き受けを求められたので、引き受けた。
(尚、徳島商店は仕入先です。)
借)買掛金\10200(徳島商店)貸)支払手形\10200

以上です。よろしくおねがいいたします。
Re: 手形の取引について ( No.4 )
日時: 2005/03/23 01:24
名前: ゆっきー 

A
借)買掛金\12,000(徳島商店) 貸)受取手形\12,000

約束手形を裏書譲渡しているので、支払手形勘定が増加するのではなく、受取手形勘定を減少させます。
これは、当店が「熊本商店から手形の代金を受け取る権利」を、徳島商店に譲渡しているためです。
 →《手形代金を受け取る権利=受取手形勘定》
徳島商店にしてみれば、「当店から掛金の支払いを受け取る代わりに、同額を熊本商店からの手形の代金として受取る」ことになります。

先の為替手形とはまた性質が違いますが、裏書譲渡も3社間の取引(今回は宮崎商店があるため4社間ですが)ですので、中身は少々複雑です。
テキストの図などを読んで仕組みをよく理解しておくと、後々楽になりますよ。

【参考】
2級になると3種類の方法が出てきますが、3級では受取手形勘定から直接控除する方法のみ用います(直接控除法)
このパターンの問題での回答は、3級ではこのパターンの仕訳だけだったような気がします。
(     ) ×××  (受取手形) ×××
   ↑             ↑
 負債の減少        資産の減少
ちなみに… ( No.5 )
日時: 2005/03/23 19:00
名前: 久寿川屋 

 手形を裏書譲渡された場合のうち、その手形が自己が振り出した約束手形または自己が引き受けた為替手形である場合は、借方科目は「受取手形」ではなく「支払手形」になります。
 なぜなら、その手形については、受け取ったところで何の権利が得られるわけでもないので受取手形勘定の増加はなく、一方、自己が支払義務を負う手形が戻ってきたことにより、以後、その手形については誰からも請求を受けないわけですから、負債の減少として、借方「支払手形」になります。

(例題)
 東京商店に商品\100,000を売り上げ、代金として、以前に当店が振り出した約束手形が裏書譲渡された。
(答)
 (借)支払手形 \100,000 (貸)売上 \100,000
Re: 手形の取引について ( No.6 )
日時: 2005/03/23 01:22
名前: ゆっきー 

裏書手形の会計処理をまとめると...(3級のみ)
・以前当社が振り出していた約束手形を裏書譲渡された →支払手形勘定の減少。
・市場に出回っている他人が振り出していた約束手形を裏書譲渡された →受取手形勘定の増加。
・他人が振り出していた約束手形を裏書譲渡する →受取手形勘定の減少。
ということになりますかね。
為替手形の裏書譲渡は2級だったと思うので、多分3級だとこの3種類が出題範囲だった思います。

補足どうもです^^
Re: 手形の取引について ( No.7 )
日時: 2005/03/23 10:19
名前:  

皆さんありがとうございます!

「裏書譲渡した」っていう場合は、受取手形の減少
「裏書譲渡された」っていう場合は、受取手形の増加

また、以前当店の振り出した手形が裏書譲渡されたら、
支払手形の現象ですね。

ゆっきーさんとかぶってますが、参考書ももう一度
読み直して、大体イメージできてきました。

まだまだ分からない問題が出てくるかも知れませんが、
またよろしくおねがいいたします。
Re: 手形の取引について ( No.8 )
日時: 2005/03/24 08:05
名前:  

またまたすみません。分かりづらい問題があったので、教えてくださいませ。
広島商店の売掛金\10600を回収するため当店受取り、岡山商店あての為替手形を振り出し同店の引き受けをえた。

この問題で、僕は
借)支払手形9600  貸)売掛金9600

解答は、またまた受取手形となっていましたが、
どうしてでしょうか?当店が振り出したということなので、
手形は相手に渡って、減少するのではないんでしょうか?

どなたかお教え下さい。
ちょっとまって ( No.10 )
日時: 2005/03/24 20:47
名前: 久寿川屋 

 横から失礼ですが、
 「広島商店の売掛金を回収」するのに、なんで岡山商店が手形を引き受けるんですか?
Re: 手形の取引について ( No.11 )
日時: 2005/03/25 06:04
名前:  

ごめんなさい。
問題を書き間違えていました。
「広島商店の売掛金\10600を回収するため当店受取り、広島商店あての為替手形を振り出し同店の引き受けをえた。」

ちなみに、調べた結果、この取引は自己受為替手形
という取引ということでした。
売掛金を確実にするために用いるやりかたと載っていました。
仕訳は
借)受取手形10600 貸)売掛金10600

です。
ご迷惑をおかけして、すみませんでした。
今後は問題を間違えないように慎重に打ちます。

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