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複式簿記について
日時: 2005/04/05 19:36
名前: ゆうか 

虫食いの計算式が苦手でいつも戸惑っています。

例えば下記の情報から
期末負債と純利益、仕入、売上を求めたい場合

期首資本550 期末資産930 期首在庫285
期末在庫442 売上総利益513 売上総利益率18

どのようにすれば求められますか?

また期首資本と、期首在庫、売上総利益、売上総利益率を求める場合

期末資産1035 期末負債1097 期末在庫270
仕入1065   売上  1350 販売費137
純利益52   

会社で急に勉強しなければいけなくなり
独学ではかなり辛いです^^;
算出方法を教えていただけるとすごく嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

Page: 1 |

一部解答不能じゃない? ( No.1 )
日時: 2005/04/06 18:55
名前: 久寿川屋 

 まず確認ですが、利益率の単位は%、それ以外の単位は千円(あるいは円)でいいのでしょうか?
 いちおう、その前提で解説します。

 ◆上の問題。
 ◇期中売上高を求める。
  売上総利益=売上高×売上総利益率、ですので、
  売上高=売上総利益÷売上総利益率
  売上高=513千円÷0.18=2,850千円
 ◇期中仕入高を求める。
  期首商品棚卸高+期中仕入高=売上原価+期末商品棚卸高
  売上原価=売上高−売上総利益、ですので、
  売上原価=2,850千円-513千円=2,337千円
  期中仕入高=売上原価+期末商品棚卸高−期首商品棚卸高=2,337千円+442千円−285千円=2,494千円
 ◇純利益を求める
  売上原価以外の費用が資料に示されていないため、他に費用がある場合は解答不能。
  費用が売上原価のみであれば、そのまま純利益513千円。
 ◇期末負債を求める
  期末資本=期首資本+当期損益、ですので、
  当期の費用が売上原価のみで、そのまま純利益513千円と仮定すると、
  期末資本=550千円+513千円=1,063千円
  期末資本額が、期末資産額930千円を超過してしまい、解答不能。

 ◆下の問題。
 ◇期末負債額1,097千円が、期末資産額1,035千円を超過しているため、期末貸借対照表が不成立で、期首資本額は算定不能。
 ◇期首商品棚卸高を求める
  まず売上原価を算定。
  売上高1,350千円−純利益52千円−販売費137千円=売上原価1,161千円
  そこから期首商品棚卸高は
  売上原価1,161千円+期末商品棚卸高270千円−当期仕入高1,065千円=期首商品棚卸高366千円
 ◇売上総利益を求める。
  売上高1,350千円−売上原価1,161千円=売上総利益189千円
 ◇売上総利益率を求める。
  売上総利益189千円÷売上高1,350千円=0.14=14%


 コツとしては、まず、基本的な公式を忘れないこと。
 そのためには、理解して覚えられるまで演習を重ねること。
 それと、積極的に図や表を書いてみること。
 数値の羅列ではわかりにくい資料も、図や表に書くことで、けっこう整理できます。
 たとえばこの問題の場合、期首貸借対照表、期末貸借対照表、当期損益計算書を、自分で書いてみましょう。
 そうすれば、見えないものが見えてきたり、矛盾に気づくこともできます。

※なお、この解答・解説を利用されたことによる、いかなる結果についても、責任を負いかねます。
Re: 複式簿記について ( No.2 )
日時: 2005/04/06 22:30
名前: ゆうか 

久寿川屋さんありがとうございます。
とても参考になりました。

下の問題の場合で販売費?っていうのは
何でしょうか?
販売費がわからない場合の公式はありますでしょうか?
お手数おかけしますが教えていただけると
うれしいです。
販売費及び一般管理費 ( No.3 )
日時: 2005/04/07 09:16
名前: 久寿川屋 

 販売費というのは、文字どおり、販売行為にかかる費用のこと。たとえば店の維持費とか、販売係員の人件費とかです。
 公式は、文字で表現するよりも、図で書いたほうがわかりやすいのですが、どうしても文字で表現するなら、
 販売費及び一般管理費=売上総利益−営業利益
 ですね。
 ただ、「販売費及び一般管理費」とか「営業利益」は、2級の用語なので、わかりにくいとは思います。
Re: 複式簿記について ( No.4 )
日時: 2005/04/07 13:57
名前: 西村丈治  < >

例えば下記の情報から
期末負債と純利益、仕入、売上を求めたい場合
期首資本550 期末資産930 期首在庫285
期末在庫442 売上総利益513 売上総利益率18
どのようにすれば求められますか?

オーソドックスな試験問題であれば、このような問題は100% 出題されないのではないでしょうか。
 
 上記のデータのみでは売上高と仕入高を求めることはできますが、期末負債と純利益を求めますことは常識的にみまして不可能です。
 
 なぜならば企業の営利活動にともなって販売費や一般管理費は不可避的に発生しますが、これらの金額は与えられていません。
 したがいまして純利益をもとめますことは不可能といえます。
 
 このことは損益法(収益 ー 費用 = 純利益)によって利益を算定することができないのみならず、財産法(期末資本 ー 期首資本 = 純利益)によりましても純利益を算定しますことは不可能であることを意味します。

 このような問題の解答に時間とエネルギーを使用される代わりに、建設的、生産的、かつ、合理的な問題に取り組まれる方が3級簿記の合格のためには
好ましいアプローチであるといえるのではないでしょうか。
 
Re: 複式簿記について ( No.5 )
日時: 2005/05/06 16:52
名前: 西村丈治 

Error
短期間の連続POSTを禁止しています。
時間を置いて再度アクセスし直して下さい。

 管理人 林 様

 何日、期間をあけてアクセスしましても上記のような表示がでます。

 小生の乏しい能力のなかで、若い受験者の方のために少しでもお役に立とうと、投稿をさせていただいておりますので、よろしく御配慮のほどをお願い申し上げます。

 同時に何故、このような事態が発生するかにつきましてお教えいただければ幸甚でございます。

                西村 丈治

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