Re: 教えてください・・・ ( No.1 ) |
- 日時: 2005/05/10 14:06
- 名前: 西村丈治
- 企業会計が目的にしています当期利益の計算方法には2つの方法があります。
1つは 「損益法」で、収益 ー 費用 = 純利益という形で算定します。
いま1つは 「財産法」で 期末資本 ー期首資本 = 純利益 という形で算定します。
上記の問題は期首資本、期末資本は与えられていますが、当期の費用は与えられていませんので、当期の利益は、一般に知られています損益法では算定することが出来ません。
したがって財産法を用いて当期の利益を計算することになります。
期末資本 22万円 ー期首資本 20万円 = 純利益 2万円になります。
当期の総費用は、収益70万円 ー 純利益 2万円 = 68万円になります。
繰返しますが、当期の利益の計算方法には損益法と、財産法という2つの方法があって両者の関係は次のようになるということを認識、理解することは非常に重要です。
期末資本ー期首資本=収益ー費用
(期末資産ー期末負債)ー期首資本 =収益ー費用
期末資産+費用 =期末負債+期首資本+収益
最後の等式は「試算表等式」とよばれて、転記の正確性の検証や、8桁精算表の作成に際して重要な役割を果たしています。
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Re: 教えてください・・・ ( No.2 ) |
- 日時: 2005/05/10 14:10
- 名前: kaz
- 3級では、当期純利益+期首資本=期末資本 となりますので、当期純利益が2万だったと解ります。当期純利益は損益側では収益と費用の差額ですので、収益が費用より2万多かったといことになり、総費用は68万だったと求めることができます。
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Re: 教えてください・・・ ( No.3 ) |
- 日時: 2005/05/12 00:04
- 名前: おやかた
- 分かり易い解説をいただきありがとうございました。
練習テキスト開始3ページ目の練習問題で、 「簿記って思っていたより全然難しいかも。」 と、あきらめてしまうところでした。 正直、やめようと思っていた程です。 改めて違う出版会社のテキストと一緒に がんばろうと思います。
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