- 日時: 2005/06/07 10:37
- 名前: 西村丈治
- 為替手形の取引では、基本的には手形関係の当事者は、手形の振出人、手形の名指人(受取人)、手形の名宛人(引受によって支払人になる人)というように3名(3者)いることを認識、理解することは重要です。
上記の問題(26日の取引)では、振出人は旭川商店です。
受取人(名指人)は山形商店です。
当店は名宛人であり、引受によって支払人になります。 当店が何故、為替手形を引き受けたかといいますと、当店は旭川商店から商品を仕入れ、買掛金という形で債務を負っています。
したがって、為替手形を引き受けて支払人になりましても、買掛金という債務から、支払手形という債務に切り替わるだけで、特別の不利益を被らないからです。
為替手形に関する問題は、頻繁に出ていますので、上記の取引で旭川商店の行なう仕訳、山形商店の行なう仕訳を含めましてマスターしておきますと、3級簿記の実力は、飛躍的に上達します。
当店の行なう仕訳(26日の取引) 買掛金 70,000 支払手形 70,000
|