合格科目 | 第51回税理士試験 官報合格
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合格者 | ライダーV3さん
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合格年度 | 第48回財務諸表論・第49回消費税法・第50回簿記論・法人税法・第51回所得税法(平成13年度)
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合格体験記 | ■はじめに
私が税理士を志したのは29歳、一般企業の営業マンとして7年を経過する頃でした。
自分の将来に漠然とした不安を感じ、一生活躍出来る資格を取って仕事をしたいと考え、働きながらでも何とか目指せそうな税理士を志したのです。
当時すでに結婚して子供もいた私としては、とても会社を辞めて勉強に専念することは出来なかったため、かなりの覚悟と強い意志を持って、税理士試験への挑戦を始めました。
簿記のボの字も知らなかった私はまず独学で簿記の勉強を始め10ヶ月後に簿記2級に合格、その後、1級を目指して大原の横浜校(日曜ロングクラス)に通ったものの苦戦し、金沢への転勤をはさみ、3度目の受験で1級に合格、そこから税理士試験への本格的な挑戦が始まりました。時に32歳。
■合格への道のり
初年度は簿記論、財務諸表論を大原の金沢校の通学クラスで勉強し、財務諸表論に合格。
2年目は金沢校が閉校になってしまったため、開講されたCS講座で消費税法、簿記論上級を勉強し、消費税法に合格しました。
3年目に法人税法、簿記論上級をCSで学習し、この年、2科目とも合格できました。
そして4年目にやはりCSで所得税法を学習。4月に金沢から静岡への転勤があり、苦労しましたが、なんとか官報合格を果たす事が出来ました。時に35歳。
■私の学習法
私は営業の仕事をしているため、時間が非常に不規則でした。
そのため細切れの時間を活用して勉強しました。また5科目のうち4科目をCSで合格しましたが、通学でもCSでも言えることですが、学習のペ−スを出来るだけ早く確立し、徹底的な復習と理論暗記に努めました。
具体的には、その日の授業の復習はその日に必ずやり、理論をカセットテープに吹きこみ、営業の車の中ではそのテープを聴き、机に向かったら計算を中心にしました。
そして疑問点は必ず電話やメールで質問し、次回の授業までに解決しておきました。また5分、10分とあいた時間があればすぐ理サブを開いて1行でも暗記する様に努めました。時間を効果的に使えれば、必ず成果は出ます。
■科目選択と攻略方法
将来独立開業を目指していますので、実務に直結した科目選択をしました。
税法理論は何度も回転させるのと、とにかく内容を理解してから暗記することに努めました。
一度内容を理解して暗記した理論はそうそう忘れるものではありません。そして忘れても次にまた暗記しなおす時に楽です。この要領で直前期には授業で習った全ての理論の完全暗記と体系的理解(横のつながり)ができました。
また計算は、なぜこのような計算パターンなのか、を理解しておくと比較的わかりやすかったです。特に法人、所得は計算パターンがたくさんありますので、この方法は効果的でした。
そして共通しているのは、悩んだら理論と計算をリンクすること、です。つまり計算パターンを忘れたら関連する理論を思い出して解くということです(逆も然り)。これが身につけばもうその科目の合格は目前です。
■メンタル面
これは私の経験談ですが、税理士試験は長丁場ですが、どの科目でも1年で済ませるという気持ちがないとだめです。
また、各科目とも9月から7月までのロングランですが、もう9月の時点からモチベーションを高めておかないといけません。直前になってどれほど高めても、9月からの積み重ねにはかないません。
私は毎日必ず勉強しました。出張の時は朝、ホテルで、夜に飲み会があるときは朝早く起きて出勤前に勉強しました。そうすることによって1年間勉強を続けたという自信が本試験の会場で生きてきます。
「毎日コツコツ」これに勝るものはありません。
そして全ての敵は自分自身です。「時間がない」「忙しい」「今日は疲れて」「気乗りしない」言い訳はいくらでも出来ますが、自分に負けた時点でもうその年はだめです。自分との闘いに勝った時、初めて合格が見えてくる、これは私の経験です。 ■おわりに
幸いにして合格することが出来ましたが、今後は更に勉強を重ね、いずれは独立を目指しております。
実務経験全くなしの一般企業の営業マンが、転勤を繰り返し、仕事をしながらCS講座で4年間で官報合格を果たしました。
やればできる、これを後に続く方へのメッセージとさせていただきます。
皆様もどうか頑張って下さい。
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合格科目 | 簿記論・財務諸表論
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合格者 | 鬼腕さん
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合格年度 | 第50回簿記論・第51回財務諸表論(平成13年度)
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合格体験記 | ■簿記論
とにかく徹底的に問題を反復しました。個別問題集の不得意な所など、おそらく20〜30回解いたものもあります。
そうすることで、もう暗記する程までにやり込むことでスピードアップが図れたと思います。
ケアレスミスを完全に防ぐことは無理ですから、あまり本試験ではビビらず、いつもの要領でガンガンやったのが良かったと思います。
■財務諸表論
財表は特に試験委員対策なるものがありますが、あんまりこだわる必要は無いと思います。
従って難しい答連問題等は2〜3回だけまわし、「こんな問題もあるんだね」位の感覚で、基本テキストと基本問題集を徹底してやり込めば必ず合格できると思います。
あと理論ですけど、覚えることも勿論必要ですが、先ず理解を心がけある程度自分の言葉でキーワードを交えて文章化出来れば、基本テキストに書いてある理論で十分です。
あとこれは私の気持ちの持ち方なのですが、「案外と他の人は出来ないな」と思うと案外リラックスして試験に臨めると思います。
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合格科目 | 住民税
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合格者 | 住民税の達人さん
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合格年度 | 第47回税理士試験(平成9年度)
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合格体験記 | 私は、大原で1月スタートのクラスで住民税を受講しました。
1月からの勉強なので、週1科目と言えど楽なものではありませんでした。
講義は毎回のように延長でした。そして、宿題も多くやりこなすのが大変でした。
そんな感じで6月を迎え実力判定公開模擬試験が行われました。
結果は散々でした。合格ランクは「D]でした。
しかし、この結果の悪さで、自分の弱いところがわかり、7月になると成績が上がってきました。そして、試験本番では、自信を持って受験することができ、住民税の達人になることができました。
住民税を合格することができた原因は下記に書いていることだと思います。
これは他の科目にも言える部分があると思います。
@ Aランク理論は1字1句で覚えること。
A 理論暗記は、授業で解説があった時に必ず覚えること。間違っても、ためない
事。
B 理論を実際に書く練習をする時は時間を意識すること。
C 理論は毎日暗記する事。
D どんなにいい成績であっても、妥協しないこと。
E 自分の長所を活かす事。(私の場合は、マラソンで鍛えた持久力を活かす方向
に考えています。)
F 常に、自分の都合のいい考えで勉強すること。(住民税の場合は、受験生の平
均年齢が高いので、私の場合は税理士試験は体力試験だということを思い知らせてやるという考えをもっていました。)
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合格科目 | 相続税法
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合格者 | 水道太郎さん
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合格年度 | 第52回税理士試験(平成14年度)
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合格体験記 | このたび、第52回税理士試験「相続税法」に合格することができましたので、その合格体験記を書いてみようと思います。今年(以降)相続税法を受験される方々の参考になれば幸いに存じます。
■ はじめに(お読み頂くに当たって)
この合格体験記をお読み頂くに当たっては、次のような前提条件があるのでこれらのことを念頭に置いた上で、お読み下さい。
●1年目(第51回−平成13年)の受験では不合格になっており、2年目の挑戦で合格できたこと
●1年目は「レギュラーコース」を受講し、2年目は「上級コース」を受講したこと(なお1年目の受験の後、9月から12月まで「上級演習コース」を受講しています)
●平成14年3月までは受験に専念しており、4月以降は仕事をしながらの勉強になったこと
従って、「純粋に仕事をしながら1年で合格を目指す」ためのアドバイスにはならないかも知れません。あらかじめご了承下さい。それでは、計算、理論に分けてご紹介します。
■ 計算
まず目標にしたのは「本試験レベルの総合問題を60分で税額まで出せるようにする」ということでした。そのためには「反射的に答えが浮かび、手が動く」ようにする必要があります。そのためTACの教材(トレーニング、個別・総合計算問題集、財産評価問題集、上級演習、答練)を活用しました。
具体的には、財産評価問題集とトレーニングでまず基礎固めを図り、さらに総合計算問題集でスピードをつける、という方法を採りました(特に財産評価問題集は3回転以上はさせたと思います)。正直、問題集が3冊もあると全部はなかなか手が回りません。個別計算問題集は一応購入しましたが、確認のために用いるという感じでした(上級演習やトレーニングの解き直しでカバーできると思います)。なお、他に総合問題対策として、上記問題集に加え、上級演習と答練を税額が正解できるまで解き直しました。
■ 理論
まず理論マスター(個別理論)の暗記ですが、正直、楽に暗記できる特効薬というものはないと思います。結局、「覚えては忘れ、忘れては覚え」の繰り返しを積み重ねるしかないのではないでしょうか。しかし、「絶対に覚えてやる」という気合を持って地道にやれば決して不可能なことではないと思います。
因みにTACの先生は「声を出して覚える」方法を勧めておられましたが、私は「ひたすら目で追って覚える」方法を採りました(初めは書いて覚える方法もやってましたが、あまりに時間がかかるのでやめました)。どの方法がやりやすいか、これは個々の受験生によって異なると思います。税法の勉強に慣れていない方は色々な方法を試してみて、早く自分に合った方法を見つけて下さい。
それから、特に受験生の皆さんに強調したいのが、「今自分が覚えているのは相続税法の規定なのか租税特別措置法の規定なのか、相続税の制度なのか贈与税の制度なのか、ということを常に意識すること」です。と言うのは、本試験の理論は「○○について述べなさい、ただし租税特別措置法については説明を要しない」とか「相続税の制度で、○○について述べなさい」とか、とにかく色々な作問が可能だ(当然、問題によって解答の範囲も変わってくる)からです。
またそれにより、応用理論対策にもなります。理論の場合、「書かなくていいことを書いてしまった(そのため計算に時間が割けなかった)」とか「書くべきなのに書かなかった(解答の柱漏れ)」(こちらの方が悲惨)という恐ろしいことが起こり得るのです。
応用理論対策については理論ドクターや過去問に目を通し、柱挙げの練習ですが、個別理論の暗記が完璧であるほど、応用理論対策も楽になると思います。個別理論を制する者は応用理論を制す、とにかく個別理論の完璧な暗記を目指して下さい。
■ 雑感(合格と不合格を体験して)
1年目不合格に終わっての感想ですが、「税法は理論が大切なのは事実、しかし理論に偏った勉強も問題がある」ということです。私にとって相続税法は初めての税法だったこともあり、「とにかく個別理論を完璧に」という意識が強すぎたため、直前期になっても理論に偏った勉強をし、計算の勉強が疎かになっていた感がありました。結果、本試験では問題を読みきれずに「みなし財産(生命保険金)」でミスをしてしまいました(不合格の原因はそれだけではないかも知れませんが)。
確かに理論が書けないと合格できない(それがAランクの理論ならなおさら)のは事実ですが、だからと言って計算の学習も疎かにしないように受験生の皆さんに申し上げたいのです(実際、9月からの上級演習コースでは「計算の強化」をテーマに勉強に取り組んだ結果、年明けの上級演習では全15回のうち半分近くは計算で満点を取れましたし、平成14年の本試験でもTAC配点で42〜43点は取れたと思います)。 正直、文章を書くのに慣れていないため、長々とダラけた文章になってしまいましたが、最後まで読んで下さいましてありがとうございました。相続税法受験生の皆さんの合格をお祈りします。
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合格科目 | 第52回税理士試験 官報合格
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合格者 | 雪さん
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合格年度 | 第48回簿記論・財務諸表論・消費税法 第51回法人税法 第52回相続税法(平成14年度)
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合格体験記 | 税理士を目指したきっかけは商業高校で簿記の魅力を知り、先生に言われた「簿記を専門にしてる税理士って資格がある。税理士になったら儲かるぞ」って半分以上嘘な言葉がきっかけでした。
高校に入学する前にはとっくに不況が始まっていて、就職も減ってきていたのもあり単純に高校行って大学行ってOLになるって道に疑問が持っていて、資格や自分の技術を活かした専門職に就きたいという憧れもありました。
それなら、簿記というおもしろい世界にいけるのなら税理士もいいのではないかという、今考えればかなり無謀なスタートだったと思います。
私の税理士受験のスタートは専門学校の本科生で、初受験は19歳のときでした。
受験生の立場や環境はいろいろあると思うのですが、勉強に専念できる環境であるのなら本科を選ぶのも有効だと思います。
私自身本科で勉強していて、途中から働き始めたので社会人コースを利用したのですが、社会人コースの授業の薄さや答練の少なさに驚きました。本科の半分もないのではというくらいな印象を受け、本科生のほうが合格率がいいのを身にしみて感じたのです。
授業料が高いとか、社会人コースより開催している場所が少ないという欠点はあるのですが私自身本科で、5科目の受験経験をもっていて3科目は合格済という状態で就職をしました。
2科目は働きながらの合格ですが、本科時代に合格圏内まで自分の成績を持っていけたからこそ働きながらの勉強でも合格できたと思っています。
私の勉強方法としては計算はなぜ間違えたのかとか間違えない方法とかを考えるより、たくさんの問題を解いていました。私はそのほうが自分の性格に合っていて、ケアレスミスを減らせましたし、良く間違える項目も間違えないようになっていけました。
理論は次の授業で書く理論は確実に覚えていきました。学校のランクはあまり気にしていなくてCランクまでに入っているものはすべて覚えていました。
4月くらいまでは毎年、全然覚えられていないのに大丈夫だろうかと不安にも思うのですが毎日少しずつ暗記しているうちに6月半ばくらいにはけっこうな量を覚えられていて、法相同時受験時には2科目で80以上暗記できたので、繰り返していればこれくらいは大丈夫なんだと思いました。
最終的に合格しようと思うと、科目1年目で合格するつもりで頑張れたからだと思います。
1度勉強してしまうと、中途半端な理解でも何となく知っているから理解したつもりになったりして、なかなか1年目と同じ熱心さで授業を聞いたり勉強したりできませんでした。
1度の受験で合格してしまうのは運も必要になってくるので大変ですが、合格圏内(上位3割くらい)に入るのは可能です。そうなれば2年目以降の理解や暗記の早さが全然違ってくると思います。
私は1年目の法人税で繰延資産が20万円未満は一括経費になるという規定を固定資産の10万円未満とごっちゃにしてよく間違えていましたが2年目には確実になくなりましたし、それ以上のことも理解できるようになりました。
絶対受かるって気持ちが最後にの合否に影響してくると思いますので、最後まで諦めないことが結局は全てなんだと思います。
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合格科目 | 第52回税理士試験 官報合格
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合格者 | 上級シスアド勉強中の税理士さん
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合格年度 | 第45回簿記論(平成7年度) 第46回財務諸表論(平成8年度) 第49回法人税法(平成11年度) 第50回消費税法(平成12年度) 第52回国税徴収法(平成14年度)
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合格体験記 | ■ 受験してみての印象
会計学の2科目、「簿記論」と「財務諸表論」は、日商1級の「商業簿記」と「会計学」の延長線上という感覚だった。
しかし、“制限時間の中でいかに得点するか”という部分は、過去問や模擬試験で練習して慣れる必要がある。
税法科目は、文章で解答する「理論問題」と、税額(国税徴収法では主に配当額)を計算する「計算問題」からなる。
「理論問題」の対策としては、条文(実際には専門学校が出す問題集)をひたすら暗記し、それをできるだけ速く書く練習が必要になる。
この作業に耐えられるかどうかが、合格に向けての一つのポイントと言える。「計算問題」は、試験によく出る計算を、いかに速く、正確にできるかの勝負。
毎年1科目ずつ受験できる制度は便利だが、その分、受験期間が長期化しやすい。受験勉強に時間と労力を割き続けるのを、苦痛に感じることが多かった。
■ 科目別にとった対策
簿記論
【合格した年】 平成7年(第45回税理士試験)
【苦労した点】 常に練習量が足りず、大原の「実力判定公開模擬試験」などで点数が伸び悩んだ。
【勉強方法】 専門学校(大原東京水道橋)通学9月〜3月までは、大原の授業を欠かさず受け、宿題を真面目にこなした。4月以降は、模擬試験の問題と、大原の「簿記論精選問題集」を繰り返し解いた。問題の中で、得点できる箇所を早く探し、そこを確実に取る練習をした。
財務諸表論
【合格した年】 平成8年(第46回税理士試験)
【苦労した点】 理論問題の答案作成。自分が理解していることを、採点者に的確に伝えるための練習が必要だった。
【勉強方法】 専門学校(大原東京水道橋)通学計算は簿記論の知識をベースに、財務諸表論独特の部分を追加する方法で勉強した。理論は個々の事項をばらばらに覚えるのではなく、他との関連に気を付けるようにした。答練の採点結果を見直したり、先生に質問したりして、「自分の答案が採点者にどう見えているか」を確認し、理論の答案を作る際の参考にした。
法人税法
【合格した年】 平成11年(第49回税理士試験)
【苦労した点】 理論、計算ともボリュームが非常に多いこと。また、受験生のレベルが高いこと。
【勉強方法】 専門学校(大原東京水道橋)通学→通信教育基礎事項の漏れをなくすことと、実際の試験で「取れる箇所を確実に取る」ことを目指して勉強した。(簡単なようですが、これが結構大変です。専門学校の教材を使って、やってみると分かります。)
消費税法
【合格した年】 平成12年(第50回税理士試験)
【苦労した点】 ボリュームが少ない分、完璧さを要求されたこと。
【勉強方法】 通信教育。理論は大原の「理論サブノート」を全て覚えるとともに、できるだけ多くの応用理論問題に挑戦するようにした。計算は、少しのミスが致命傷になりかねないため、総合問題を解く際には、ケアレスミスに特に気を付けた。
国税徴収法
【合格した年】 平成14年(第52回税理士試験)
【苦労した点】 勉強する範囲が狭い分、他の受験生と差がつきにくく、どこまでやれば良いのか分からなかったこと。(この点は、ボリュームの少ない税法科目に共通して言えると思います。)
【勉強方法】 通信教育。専門学校の教材をマスターした後、参考書を購入し、自主的に掘り下げる勉強をした。通則法と徴収法のどこが出されても、少なくとも白紙で出すことはないように対策した。
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合格科目 | 法人税法
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合格者 | 水道太郎さん
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合格年度 | 第54回税理士試験(平成16年度)
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合格体験記 | このたび、第54回税理士試験「法人税法」に合格することができましたので、合格までの道のりを文章にしてみようと思います。法人税法合格を目指して現在勉強中の方々、将来法人税法を選択しようと考えておられる方々にとって少しでも参考になれば幸いに存じます。
○ 受講歴
私は一貫してTACで受講しており、他の受験校の授業は全く受講しておりません(ただし、本試験に近い雰囲気を経験する意味で毎年6月頃に主要な受験校O校やD校、L校で行われる全国模試は受験しました)
H13年9月〜H14年3月 レギュラーコース受講
この当時は受験に専念していたこともあり、当時まだ合格していなかった簿記論、相続税法とおもに勉強していました。しかし14年4月から(今の勤務先で)働くことが決まったため、法人税法の勉強は断念しました。(因みにH14年の本試験で簿記論、相続税法合格)
H14年9月〜H15年 7月 レギュラーコース受講
H15年9月〜H15年12月 上級演習コース受講(この年の本試験は不合格)
H16年1月〜H16年 7月 上級コース受講(この年の本試験にて合格)
○ 計算
レギュラーコースのときは次の授業までにトレーニングを1回解き、何とか時間を見つけて月終わりまでの実力テストまでにもう1回トレーニングを解く、そういう学習方法を取っていました。その上で、週末等の時間で個別・総合計算問題集を解き、難しい問題にも慣れるようにしました。
2年目の上級コースでは「上級演習」と「講義」が交互にあるので、講義が終わった後、次の講義までにトレーニングを最低2回解くように心がけました。苦手な分野や忘れやすい分野については暇を見つけて解く回数を増やしました(最も解いた問題では5回以上解いた問題もあるかと思います)。
日曜祝日等まとまった時間の取れるときには上級演習の解き直し、個別・総合計算問題集も手をつけていました。
法人税法の計算で重要だと私が感じたことは「総合問題を解くに当たって自分が最も解きやすいパターンを身につけること」「転記で点数を取れるところは絶対に落とさない」ことです。
前者についてですが、大まかに言って私は「別表4租税公課→営業経費関係(交際費・寄附金・繰延資産等)→圧縮記帳・減価償却→引当金→受配・所得税額控除・外税控除→別表1」という順に解いていました。上級コースでは殆どずっとこの順番だったと思います。
次に後者ですが、「転記で点数を取れるところ」、これは見つけたら私はその場で解答用紙に書く癖をつけていました(減価償却超過の認容減算、未払寄附金等の否認、圧縮積立金・特別償却準備金等の積立等)。
○ 理論
理論マスター(個別理論)の暗記についてですが、これは相続税法の合格体験記でも書きましたが、結局、「覚えては忘れ、忘れては覚え」の繰り返しを気長に積み重ねることです。仕事をしながらの学習でしたので行き帰りの通勤電車の中でもなるべく理論マスターを開くようにしていました。
次に応用理論対策ですが、私は法人税法で問われることがままある「事例形式」の応用理論が大の苦手でした。そこで、市販の理論ドクターを早めの時期から目を通すのはもちろん、直前期(の授業でも最後の方)に配られる「合格情報」というテキスト(法人税法の全講師による理論の予想問題が載っている)に毎日目を通すことにより柱上げの練習に力を入れました。「今自分が今覚えているのは法人税法の論点なのか租税特別措置法の論点なのか、ということを常に意識すること」は相続税法の時と同じです。
なお、理論マスターの暗記に当たっては、法人税法の規定は青色、同法施行令についてはオレンジ色、租税特別措置法については緑色、同施行令はピンク色、国税通則法は黄色と、5色の蛍光ペンを使い分けてマーキングしていました。
○ その他、私が取った勉強方法を書いてみます
法人税取扱通達(基本通達)の「第七章 減価償却資産の償却等」「第八章 繰延資産の償却」、租税特別措置法関係通達の「第八章 交際費等の課税の特例」をコピーして持ち歩き、電車の中で目を通していました(交際費等は本試験では間違えると痛い論点なだけに、直前期は特に頻繁に目を通すようにしました)
(なお、法人税法の通達集は余りにも分厚いので全てに目を通すのは不可能と言ってもいいかも知れませんが、その中でもどこに目を通せばよいかを上級コースでお世話になった先生に相談したところ、経費関係の部分は一度でも目を通す価値はあるとのアドバイスを頂きました。)
あと勉強には全然関係ないのですが、2年目のゴールデンウィークに京都の下鴨神社で絵馬に「第54回税理士試験法人税法に合格できますように」と書いて「願掛け」をしました。
以上長々とした文章になってしまいましたが、来年(以降)法人税法を受験される方々が無事に合格されますよう、ご検討をお祈りしています。ありがとうございました。
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