今回は電卓のブラインドタッチに悩む受験生に朗報です。読者の方から貴重な投稿が寄せられました。ブラインドタッチにはどうやらコツがあるようで、意外に知られてないかも知れません。簿記検定や税理士試験は電卓をより早くより正確に打ち込むことが要求される試験ですから、是非ご活用頂きマスターして頂ければと思います。
実はブラインドタッチには知っておかなければならない前提があるらしく、それが電卓の「5」のボタンについているポッチだと言うのです。早速電卓を取り出して調べてみました!
うおおおっ!
確かに「5」のボタンーだけ他のボタンに比べて盛り上がってます!
たまたまでしょうか?念のため、別の電卓も取り出して調べてみます。
確かに他の電卓も「5」のボタンだけポッチがついてます。
この5ボタンは「ホームポジション・キー」と呼ばれていて、このポッチのついてるボタンを原点に将棋の王のように動かせばブラインドタッチもやりやすくなるというのです。このポッチは目の不自由な方が点字で文字を判別するのと同様に、電卓を見なくても5キーが判別出来る配慮だったんですね。これは素晴らしい情報です。
なお、ゆずさんの情報によると電卓だけでなく、電話やパソコンのキーボードにもポッチが付いてるとか・・・
ついでなんで早速調べて見ましょう。
携帯電話です。確かにポッチが5ボタンについてます。
こちらはキーボード。「F」と「J」ボタンにポッチがついています。
問題はこのホームポジション・キーに常に同じ指がセットされてないと意味が無いと思います。
電卓のホームポジションは5ボタンですが、実際に指の配置はどうなるのでしょうか。少し色々調べてみました。すると電卓を右手で打つ場合も左手で打つ場合も、真ん中の中指を5ボタンの上にセットするように配置するのが基本のようです。下の写真を見てください。
左手で電卓を打つ場合の指の基本配置図です。「5」に中指を置いて「8」、「2」、「00」を同じく中指で叩きます。また薬指は「4」の上に通常は配置し、「7」、「1」、「0」ボタンはこの薬指が担当します。同様に「6」に人差し指を置いて「9」、「3」、「.」を叩くときは人差し指が担当します。また、「+」と「=」は親指で叩くと効率がいいらしいですが、この辺は好みで分かれるところでしょうね。
右手で電卓を打つ場合の指の基本配置図です。「5」に中指を置いて「8」、「2」、「00」を中指で叩くのは左手の時と同じです。右手は左手と対称に「7」、「4」、「1」、「0」ボタンは人差し指が担当で、「9」、「6」、「3」、「.」は薬指です。「+」と「=」は薬指か小指でで叩くのでしょうか。個人的には「+」の小指は厳しいかも。この辺は色々な方にお聞きしたいとは思いますが・・・
今回、ご投稿して頂いたゆずさんから簿記を学ぶ方にメッセージが届いています。
簿記、数学の延長と考え数字アレルギーに耐えながら勉強・実務している方って結構いらっしゃるのではないでしょうか?
確かに数式を用いる事もありますが、税理士科目に簿記”論”と銘打ってあるように、数字で何かを伝える≒語学だと考えては如何でしょう?
実務で学んでこの様な考え方になったのですが、仕訳をきる際にも科目・摘要等文字も使いますし、数学者も「数学は数字で語る」と名前は失念しましたが、名台詞を言っていました。
なるほど!
確かに受験生の間では簿記の試験は国語だとよく聞きます。そう考えると絶対的な理系って訳ではなくバランスが問われるのかもしれませんね。これもひとつの考え方だと思いますので、是非参考にして頂ければと思います。最後に素晴らしい投稿を寄せて下さったゆずさんに感謝します。ありがとうございました。