iPadの魅力はその手軽さにあります。下の画像を見ていただければよく分かると思いますが、大きさもそれほど大きくなく薄くて軽いので持ち運びもそれほど苦にはなりません。実際にテキストを持ち運ぶのとそれほど変わりませんし、何と言ってもiPadには何十冊、何百冊のテキストを保存しておく事ができます。つまり、いつでもどこでも手軽に勉強する事が可能なので、すき間学習にはとても相性が良いのです。また、パソコンと違ってスイッチを入れればすぐに使えますし、見た目もおしゃれです。
ただし、家の中で使うのはそれほど抵抗はありませんが、やはり電車の中や外出先で使うのは恥ずかしいもの。それでも工夫次第で恥ずかしさを和らげる事は可能です。下の画像を見て下さい。これはiPad専用のケースです。どうです?まるで大きな手帳みたいに見えませんか?実際に私も電車の中や外出先で使用しますが、思ったより周りの人は気にしていません。もし、裸のままで使うのが恥ずかしい場合は参考にしてみてください。
それではiPadにテキストを取り込んでみましょう。その前に、実際にiPadでテキストを取り込んで読んでいる動画を見てみましょう。こんな感じで使うんだってイメージして下さい。意外と使えると思いませんか?iPadは大画面なので拡大しなくてもそのままの状態でテキストを読む事ができます。次々にページをめくれることは凄く便利なんですよ。勉強時間が取れなくて忙しい方もiPadがあれば劇的に効果が現れるのは間違いありません。
いよいよiPadにテキストを取り込んでみましょう。取り込んだテキストはiPadのアプリケーションで読むのですが、今回は「i文庫HD」と呼ばれるアプリを使って紹介したいと思います。色々なリーダーアプリがあるので、好みのアプリを選択されると良いでしょう。ちなみに「i文庫HD」は有料アプリになります。また、違うアプリを使用する場合も要領は同じですからそのまま読み進めていただければと思います。
その前に少し取り込むテキストについて補足します。実はパソコンでならストレス無く読めるPDFファイルですが、iPadで読むには少し厳しいです。iPadのスペックでは重くてとても実用的ではありません。なので、PDFをJEPGファイルに変換して読み込む方法をお勧めします。実は先程の動画はPDFファイルではなくて、既にJEPGファイルに変換して読ませていたのです。PDFファイルだと先程の動画のようにはサクサク読めません。実際に使ってみれば分かりますがとてもストレスがたまるのです。もし、よければ下記の方法でJEPGファイルに変換して取り込みましょう。
それでは具体的な方法です。テキストをPDF作成ソフトのAcrobatで開きます。開くと下図のように「書き出し」から「JEPG」を選択します。
このようにJEPGファイルに変換されたファイルがページごとに作成されます。
また、必要に応じてリネームします。要領はスキャナでPDFファイルを作成した時と同じ要領です。
JEPGファイルをよくみると、とても大きな解像度のファイルになっています。いくらJEPG化してもこれでは重くてPDFとそれほど変わりません。iPadの解像度は1024ピクセルなのでその辺りまでファイルをリサイズします。これだけのファイルをリサイズするのは大変なので自動でリサイズするフリーソフトを使用します。私が使っているのは藤というソフトなので、特に問題がなければこれをダウンロードして使って下さい。
藤を起動すると設定すると「雛形」タブからJEPGに変換(高画質)を選択します。
次に縦横比にチェックを入れて大体1024ピクセルに合うように縮小設定します。
藤の設定が完了したらファイルを選択してそのまま藤にドラッグアンドドロップするだけです。
自動で各ファイルをリサイズするので終了するまで待ちます。
終了したらご覧のようにファイルサイズが縮小されているのを確認します。ファイルの容量も大幅に小さくなりました。
次にこれらのファイルが入っているフォルダをZIPファイルに圧縮します。圧縮ソフトが必要になります。
フォルダを圧縮したZIPファイルができあがりました。
次にiPadをパソコンに接続してiTunesを立ち上げます。「App」タブを選択して下の「ファイルの共有」から読み込むアプリを選択します。ここではi文庫HDを選択して下さい。選択すると右の欄に「i文庫HDの文書」と表示されるので、確認したらその欄に先程作成したZIPファイルをドラッグアンドドロップします。
実際にiPadでアプリを立ち上げて取り込まれているか確認します。これで完成。ただし、本当はアプリの中で本棚に登録してやらねばなりませんが、アプリの使い方についてはここでは割愛します。
それではこれでおしまいです。まだまだデジタルで本を読むのを苦手にされる方は多いですが、紙には紙の良さが、デジタルにはデジタルの良さがあると思います。お互いの良いところを取って皆様の合格の助けになれば幸いです。今回紹介したのはiPadの使い方のほんの一部に過ぎません。日々、色々研究して自分なりに面白い使い方もしているのですが、機会があれば追記という形で執筆したいと思います。