例題.次の場合の各々の経過年月数を求めなさい。
1.平成4年12月30日~平成19年11月20日
2.昭和58年2月1日~平成19年8月25日
3.平成元年4月16日~平成19年4月1日
4.平成7年6月30日~平成19年10月30日
一度自力で解答してみましょう。
いかがでしょうか。まともに指で数えれば嫌になる年数だと想像出来ますが、林システムなら簡単です。同じ要領で解いてみましょう。
最初に問1を解いてみましょう。平成4年12月30日が最初の日、平成19年11月20日が最後の日です。
まずは最初の日と最後の日をひっ算にして引き算をします。15年と・・・ん?マイナス1月になりました。
月がマイナスになった場合は何も考えずに「12」を加算して下さい。これで15年11月です。これが答えと言いたいところですが、月と日の大小比較を行って下さい。どうなりましたか?先程は「大小」のパターンでしたが、今度は「小小」のパターンになりました。
どうしても「大小」にならなきゃダメなのですが、11さんはどうしても「小」がいいと主張しています。本当に困りました。勝手に大きい数字にするのは無理のようです。それじゃあとばかりに一番下の左側の数字15さんも「小」がいいと騒ぎ出しました!
一番下の左の数字、つまり15さんも「小」がいいと騒ぎ出します。ここで嫌だと言ったら不公平だと言われそう。それでも無理を言ってる訳ですし、妥協して1つだけ小さくすることで納得してもらいましょう。つまり15さんを1つだけ「小」にしてあげます。
「大小」の小である右側の数字は今回の場合も「小」になってますので、何もしなくて大丈夫です。一番下の右の数字である11さんも文句は言いません。つまりこれが答えになります。そう、14年11月が経過年月数になるのです。簡単でしょ?(笑)
今度は問2を解いてみましょう。昭和58年2月1日が最初の日、平成19年8月25日が最後の日です。
要領は全く同じ。最後の日から最初の日を引き算します。今度はマイナス39年6月になりました。左側の年数がマイナスの場合には何も考えずに「63」を足します。特に意味は無いのでこれだけは丸暗記して下さい(笑)
そうすると24年6月になります。次にお馴染みの大小比較を行います。今度の場合は「大小」ではなくて「大大」になっちゃいました。左側の大は納得されているようですが、今度は右側の25さんが「小」にはなりたくないと騒いでいます。何度説得しても「大」がいいと譲りません。案の定、下の右側の数字である6さんも「大」がいいと言い出しました(汗)
仕方ないので、下の右側の数字の6さんには1つだけ「大」にしてあげて納得してもらう事にしました。反対側の24さんですが、元々「大」になっているので今回は文句を言いません。つまりそのままです。これで答えが出ましたね。24年7月が経過年月になるのです。
それでは次に問3を解いてみましょう。平成元年4月16日が最初の日、平成19年4月1日が最後の日です。もう簡単でしょうか?ちょっと解ける自信のある方は解答を見る前に自力で解いても面白いかも知れません。
最初に引き算でしたね。18年と0月ですか・・・あ、それから注意点ですが平成元年は1に置き換えて下さいね。それから大小比較ですが、真ん中の月数が大でもなく小でもなくイコールになってます。こんな場合はどうしたらいいのでしょうか?ここで次の言葉を暗記して下さい。「大以上小未満!」この言葉に従って大小比較を行います。つまり大小と並んでいたら何もしないでオッケーでしたけど、次からは大以上小未満となっていればオッケーだと覚えてください。
大以上小未満なので、真ん中が「大」又は「イコール」なら下の年数も何もしなくていいのです。この問題3の場合ですとそのままでいい事になります。また、右も最後の日が最初の日よりも「小」になっているので何もしなくていいのです。つまり「大以上小未満」のパターンに該当しています。
最後に問4を解いてみましょう。
今度は右の数字が「イコール」になりました。真ん中の数字が「イコール」の場合は「大以上」と同じ扱いで何もしませんでしたが、右の数字の「イコール」は「小」未満に該当しないので修正が必要になります。この問題の場合、右の数字が「小」未満になってないので、一番下の数字の右を1つだけ足します。少しややこしいのですが、「大以上小未満」の大以上が成立していない場合は一番下の年数を1つ少なくし、小未満が成立していない場合は月数を1つ多くするのです。
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