単式簿記とは何だろう
さて、簿記の学習も2日目になりました。昨日の復習は大丈夫ですか?簿記とは財布のお金を数える事なのです!
でも財布の中身は増えたり減ったりしますよね。おこづかい帳って知ってますか?おこづかいを貰った時に帳面に書いて、おこづかいを使った時にも帳面に何を買ったのか書いたりするアレですが、もしかしたら意外と多くの方が知ってるかもしれませんね。何が言いたいのかお分かりでしょうか。そう、あれも簿記なのです!
「おこづかい帳」=「簿記」
ちょっと難しい話になりますが、お金を数えるだけでなくノートに書き残すのが重要なポイントになります。
なぜ?と思われますがあまり深く考えないで先に進みましょう。ただ、単純にお金を数えて終わりって訳ではなさそうです。
ノートに書くって事は後で見直すのでしょうか。
家計簿(おこづかい帳)と簿記の関係
それでは家計簿って聞いた事がありますか?お母さんに聞いたら知ってるかも?!
実は家計簿はおこづかい帳の延長で、おこづかい帳はあなたのお財布で家計簿はお母さんのお財布とイメージするといいと思います。
お母さんは例えばお父さんやお母さんが働いてお給料が入った時に家計簿に書いて、魚や野菜の食材を買ったり、電気・水道や電話代などの公共料金を支払った時に、お財布からお金が出て行くので家計簿に何に使ったのか書いて記録に残しておきます。そう、これもさっきのおこづかい帳と同じような気がしてきませんか?つまり家計簿も立派な簿記なのです!
「家計簿」=「簿記」
単式簿記の目的とまとめ
ここまで読んで大体イメージ出来ましたか?さすがに少し難しくなってきましたね。何となくイメージ出来ればドンドン先に進んでいいと思います。
さて、冒頭でノートに書く事が大切と言いました。どうしてだと思いますか?これは後で見直す為なのです。つまり何を買ったのか確認するのももちろんですが、
無駄な物を買ってないかとか、どれだけ貯金出来ているのかとか、計算して確認してみないと分からないのです。
ノートを見て確認と反省。
ノートに書かなくても領収書やレシートを残しておいてもいいでしょう。要するにお金が増えたり減ったりする財布の中身が、完全に把握出来て理由が分かっていれば全く問題無いでしょう。ちなみにおこづかい帳や家計簿のような簿記を「単式簿記」と読んでいます。単式があるって事は複式もあるのでしょうか。そう、そう思えたあなたは鋭い!実は日商簿記検定などで出題される簿記は「複式簿記」なのです。おいおい、早く言えよ!とおっしゃられるかも知れません(笑)それについては次の章で学びます。今日の講義はここまでです。